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旅行計画アプリ「nicody」で愛媛の宿泊施設をDX化【株式会社結.JAPAN|事業紹介】

愛媛県に限らず宿泊事業者の集客方法として、OTAや旅行代理店を利用することが主流となっている。特にOTAの利用比率は9割を超えているが、宿泊事業者自体の集客リテラシー向上にも繋がらない、という課題が挙げられる。
そんな現状を打破するために立ち上がったのが、旅行計画アプリ「nicody」を運営する「株式会社結.JAPAN」。
愛媛県松山市にある宿泊施設で新たなDX実装の取り組みが始まった。


自社サイトから宿泊予約を行ってもらえる仕組みづくり

OTAや旅行代理店が取り扱う宿泊施設は非常に多く、無限に近い選択肢の中から顧客が自分の趣味嗜好に合う宿泊施設を見つけるのは一苦労。
「雰囲気も悪くないし、価格が安いからここにしとこう」というように、あまり施設本来の魅力に気付くことなく、最終的に価格面で比較され予約に繋がるということも多い。
この課題を解決するのが、旅行計画アプリ「nicody」だ。
アプリを活用し、「価格比較」で他宿泊施設と争うことなく、宿泊施設のファンを作り、自社サイトから予約を行ってもらう仕組みを作る。

「nicody」で手軽にしっかり旅行計画!令和版アプリの魅力

「nicody」は「想像が膨らむ、旅行のオトモ」をコンセプトに、ユーザーが旅のしおりを作ったり読んだりできる、旅行計画アプリ。2023年11月時点で、ダウンロード者数30万人、月間のアクティブユーザー数7万人を誇っている。

nicodyの特長

1.旅のしおりを共有して、サクサク旅行計画
夫婦、家族、カップル、友達などグループごとの共有の旅行スケジュール、行程表の作成が可能!

2.行程表と地図を1タップで往復
スポット情報、地図、行程表を1タップで移動して確認でき、SNS/地図アプリ/メモ帳アプリを何度も行ったり来たりする必要がない。

3.並び替えるだけで旅行スケジュールが完成
行きたい観光スポットを保存して並び替えていくだけで、旅行の行程表、日程スケジュールを組み立てることができる。

4.LINEから簡単招待、共有
旅行メンバーを招待するときには、LINE経由でリンク共有することでスムーズに共同編集することができる。

5.スポット間の経路時間を自動計算!
行程表に追加するスポットの間に「メモ・移動」を追加するだけで経路時間を自動計算してくれる。現在、「車」「公共交通機関」「徒歩」の3種類に対応している。

6.「ホテリエしおり」から雑誌感覚で簡単情報収集
日本全国で働いているホテルスタッフが作った「ホテリエしおり」を読むことができる。インターネットネット検索では見つけられなかったローカルな穴場スポット、穴場グルメが発見できるかも!?

7.お気に入り保存しておけば旅行計画の際にも忘れない
「ここ行ったことある!」「ちょっと気になるかも!」といった観光スポットはお気に入り保存できるので、いざ旅行計画をするときにも忘れず共有できる。

このように、友人や知人に旅先の情報を共有する際に利用したり、自分の旅の記録に利用したり、旅の情報をみつけたりと様々な使い方ができる。
従来のSNSだと、旅ナカ、旅アトの情報シェアがメインになるが、「nicody」は旅マエ情報をフォロワー同士でシェアできるのが魅力。自分と趣味嗜好が似ている人をフォローすることで、「●●さんがお気に入りしているスポットなら、私も好きかも!」といったように、信頼できる人がセグメントした情報から、旅先を見つけることができるのだ。

▼「nicody」のダウンロードはこちら

施設側が来てほしいと思う“施設のファン“に直接アプローチが可能!

また、宿泊事業者のメリットとしては、ユーザーに直接アプローチをすることが可能な点。

「nicody」で自施設を「お気に入りスポット」に追加したユーザーに対して宿泊事業者側が直接メッセージを送ることができるのが最大の魅力だ。
いわば、施設に既に関心のある、潜在層に絞ってアプローチすることができる進化版メールマガジン。

さらに、旅行アプリ「nicody」には、自社以外の類似コンセプトのファンにもメッセージを送ることができる「スカウト機能」がある。
旅マエの時点で、施設に対して期待感と満足度が高いお客様を接客することで自ずとスタッフも自信を持つことができ、モチベーションアップにも繋がる。
従来であればOTAの手数料など30組を集客するには、30万円の集客コストがかかっていた。それが、旅行計画アプリ「nicody」で30組を集客する場合、メッセージの単価30円×スカウト送付約6,000通で集客コストは18万円と、従来の手法より40%もコストを抑えることができる。
さらには、旅行アプリ「nicody」のユーザーデータを共有することで、宿泊施設側は今後の宿泊プラン改善などに活かすことができるのも魅力の一つ。
メッセージ送付だけで終わらず、マーケティング戦略として情報を活かすことができる

「瀬戸内リトリート青凪 by 温故知新」で検証!予約の意思がある会員登録者が50名以上アップ!

今回の実装フィールドは「瀬戸内リトリート青凪 by 温故知新」。
宿泊業界は業界柄非常に旧態依然とした組織体系や意思決定フローが存在している一方で、同ホテルは、現場スタッフ自身のSNS運用を推奨し新たな集客チャネルを構築していることやNFTイベントも開催するなど、先進的な取り組みを次々に行っている。

11月頭に試験的にアプリユーザーへメッセージ送付を行った。
今回アプリユーザー全会員16万人に送付したメッセージは約1週間で、開封が9万人、クリック数は5,000件、予約の意思があるとみなす自社サイトへの会員登録者数は50人となった。
メッセージ送付前「瀬戸内リトリート青凪 by 温故知新」が自社で提供している会員サービスでは、毎日の会員登録者数が1~2件だったためこれは今後かなり期待ができる数字だ。

観光客に次の観光客を呼び込んでもらうファン作りの徹底

XやInstagramなどのSNSでは、流れていくフロー情報。
これを的確にストックできるのが旅行計画アプリ「nicody」。
友人や知人からの情報共有や、有名なインフルエンサーなど実際に足を運んだ人のクチコミ情報を詳しく見ることができる。
この旅行アプリ「nicody」のユーザー獲得や情報発信には、旅行系インフルエンサーを束ねるマーケティング企業も参入している。
「この人が行っていたから自分も行きたい」、「インフルエンサーの情報は信頼できるからこの宿泊施設が気になる」などと思えるユーザーを増やすことができるのも特長で、これを利用し、観光客に次の観光客を呼び込んでもらうことができるのだ。

今後はさらなる自社サイトからの集客を目指す

■瀬戸内リトリート青凪 by 温故知新 支配人・下窪さんコメント
今回の取り組みで期待していることに「旅行者へ直接アプローチできる機会が増える」ことが挙げられます。「nicody」さんの取り組みは、より広い人へアプローチできるようになる「進化版メールマガジン」だと解釈しています。従来、本当に根強いファンの方にはメールマガジン等で直接アプローチをすることが出来ていました。弊ホテルを好きでいてくれる人と新しい繋がりを持てること、そして複数のホテルが協力して地域全体を推し上げる活動に繋がることを楽しみにしています。

■株式会社結.JAPAN 代表・中山さんコメント
このように、愛媛県を代表し、高単価旅行者の誘客に貢献している青凪様。今後の地方課題として付加価値を高めながら自社集客を高めていくことが求められている中でいきますと、より良いロールモデルにもなるのではないかと思っております。先進的な取り組みを積極的に取り入れられている青凪は改めて、心強いパートナーと思っております。


今後「瀬戸内リトリート青凪 by 温故知新」では、12月ごろに本格的なDX実装を行う。
そして、月に1~2回ファンへのメッセージの送付でアプローチを行う予定となっている。
OTAでありがちな価格比較で他宿泊施設と争うことなく、自分たちのサービスに付加価値(オプションなど)をつけ、既存のファンのみならず新規顧客を開拓していく。
集客チャンネルの多様化により、OTAに頼らない集客をし、その結果自社サイトからの宿泊予約件数がどのようになるのか、今後に期待しぜひ注目してほしい。

■公式ホームページ
https://dx-ehime.jp/

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