医療的ケア児の旅行ガイドライン、モニター宿泊会ってどんな感じだったの?
こんにちは!
障害や病気の有無にかかわらず、誰もが安心して旅行を楽しめる社会をつくるというビジョンのもと活動しているTry Angleです。
ただいま『医療的ケア児の旅行ガイドライン』という冊子を作成していますが、その冊子の元となったモニター宿泊会についてご紹介します^^
▼プロジェクト詳細はこちらもご覧ください
モニター宿泊会in金沢
モニター宿泊会に協力してくださったのは、福井のオレンジホームケアクリニックの患者さんである医療的ケア児とそのご家族と、富山の社会福祉法人くるみが提供する「児童発達支援事業」を利用されている医療的ケア児とそのご家族。
2019年の3月・7月の2回に分けて、石川県の宿泊事業者・こみんぐるが運営する宿泊施設に宿泊していただきました。7月の回では、金沢彩の庭ホテルさんにもご協力いただきました!
※モニター宿泊では、急な体調悪化時を踏まえ、医師・看護師が帯同しました。
意見交換会も開催
3月のモニター宿泊会には、富山・福井から2家庭ずつ、計4家庭。7月のモニター宿泊会には富山から2家庭にご参加いただきました。
モニター宿泊会の中で行った意見交換会では、医療的ケア児とそのご家庭が経験した旅行へのハードルや、旅行中の困りごと、医療的な心配事項などを伺いました。
-3月の意見交換会の様子
「車で出かけることが多いが、車での旅行中に渋滞に巻き込まれて、持参している酸素ボンベが尽きそうでヒヤヒヤした」
「酸素濃縮器を宿泊先でチェックイン前に受け入れてもらえず困った」
「ベビーベッドよりも大きなおむつ交換台(多目的シート)があると助かる」
などなど、生のご意見をいただき、学びの多い時間となりました。
-7月の意見交換会の様子
もちろん金沢観光も!
意見交換会の後は、モニターのご家族はそれぞれ金沢21世紀美術館や金沢城、着物レンタルショップ「心結」さんでの着付け、「ヤマト醬油味噌」の見学、21世紀美術館や鈴木大拙館など、思いおもいの場所を観光されました。
-3月の回に参加されたモニター家庭は醤油の街・大野の「ヤマト糀パーク」へ
-7月の回に参加されたモニター家庭は、金沢21世紀美術館へ
観光の後には、それぞれ宿にチェックインしていただき、宿泊時に感じたことをフィードバックしていただきました。
このフィードバックの内容も踏まえて、『医療的ケア児の旅行ガイドライン』を執筆中です!
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