見出し画像

婚活中のアドバイスをどう受け取るか

“婚活”という言葉が当たり前になっている昨今、“婚活アドバイザー”という肩書の人もたくさんいますし、結婚相談所の中の人がアドバイスを発信することも当たり前になっています。
ネットなどで大々的に発信している人でなくても、友人や職場の人にちょっと婚活の愚痴をこぼしたら「それはね・・・」とアドバイスされた、という経験がある人もたくさんいるのではないでしょうか。

婚活している、ということは結婚には至っていないということで、アドバイスを受ける立場にあるのは間違いないと思います。
ただ、その“アドバイス”をどこまで受け入れるのか?は案外悩ましいところではないでしょうか。あまりにも色んな人から“アドバイス”を受けすぎて疲れた、という人もいるでしょう。

今回は、《婚活中のアドバイスとの向き合い方》について書きたいと思います。

アドバイスしてくれる人とあなたはまったくの別人

当たり前のことなのですが、良かれと思ってアドバイスしてくれる人でも、あなたとは年齢や見た目、環境や価値観など何もかもが異なります。その人は「自分がこうだったからこうするといいよ」と親切心でアドバイスしてくれるのですが、それがあなたに当てはまるとは限りません。
これは私にも言えることで、偉そうにnoteなんて書いていますが、ああすればよかった、こうしたからよかったのかも、という私の経験の中で考えうる限りの最善策を伝えてはいますが、すべての人に当てはまるものではありません。ただ、私は恋愛経験が少なくまったくモテてこなかったので、その部分で少しでも同じ悩みを抱える人に届けばいいな、という想いで書いています。
つまり、誰かにアドバイスを受けたときも、すべてを鵜呑みにするのではなく、「私の場合はこうだからこうすればいいのかも」と、アドバイスを応用して自分流にアレンジすればいいのです。

“婚活のプロ”のアドバイスは鵜呑みにしていいのか

婚活アドバイザーや結婚相談所の中の人は、自分自身の経験からアドバイスするのではなく、たくさんのカップルを見てきた経験を活かして、総合的なアドバイスをしてくれるのではないかと思います。
ただ、それが逆に落とし穴かもしれない、と感じた経験があるので、お話します。

私自身は結婚相談サービスしか利用していませんので、結婚相談所に入会して担当さんにアドバイスを受けた経験はないのですが、旧Twitterの婚活アカウントで結婚相談所の中の人とDMを交わして実際に会うことになり、アドバイスを受けたことがあります。
1対1でお話させてもらったのですが、そのときアドバイスを受けたのは「今とメイクを変えてみたら?」「明るい服を着てみたら?」と言ったことでした。
もちろん、まず外見を磨くというのは婚活をするにあたり基礎の基礎のことです。そこをおろそかにしては、婚活の土俵にも立てません。
しかし私はそのときすでに婚活10年選手。メイクレッスンに行ったりパーソナルカラーを見てもらったりとできることはすでにしていましたし、婚活の場においてはきちんと女性らしく、華やかに見える格好もしていました。(結婚相談所の人にアドバイスをもらうのだから当然婚活の場と同じ格好をすべきだったのは私に非があるのですが…)
しかし結婚相談所の仲人さんと言えど、もちろん会ったばかりの私がこれまでにどんな努力をしてきたかというのは知る由もありません。
だからこそ、“今までのデータに沿ってアドバイス”したり、“その時代時代のスタンダードで、大多数に当てはまることを元にアドバイス”するのだと思います。
そして、これまでにどんな努力をしてきたのか知る由もないのは、婚活における異性も同じ。ですので、婚活で出会う異性にいかに良く見られるか、どうやって第一印象を良くするか、という点においてそういったアドバイスはかなり有効なものになると思います。

・・・ですが。
実はこのアドバイスを受けたとき、私ははっきりと“傷付き”ました。「できる限りの努力をしても、やっぱり外見のことを言われてしまうのか」と。結局一定以上の水準に達しないと、婚活対象として認められないのか、と絶望にも近い気持ちになりました。
そして、傷付きはしたものの「できる限りのことはしたんだし!」と開き直って婚活を続け、結局そのときのままの私を「可愛い」と言ってくれる旦那様に出会えました。
婚活という戦場において、もちろん外見が良いことは勝率が上がる、ということに繋がるでしょう。ですが、結婚はたった一人の伴侶を見つけることであり、決して外見が良くなくても、その一人は見つかる、ということは私が証明しています。
婚活のプロたちは、利用者さんたちを戦場に送り込んでいるわけで、そりゃあ外見という武器を強化してもらうよう、アドバイスすると思います。
ですが個人対個人の戦略としては、決して外見だけではない戦い方があると私は思っています。


では結局アドバイスはどう受けたらいいのか

私が婚活を通して感じたアドバイスの受け取り方は、以下です。

アドバイスを受ける時は、「何についてアドバイスを受けたいか」を具体的に問い、そのアドバイスは真摯に受け止める
つまり、「婚活してるんだけどどうしたらいいと思う?」というふわっとした質問ではなく、「外見をもう少し垢抜けさせたいんだけどどうしたらいいかな?」や「なかなか会話のキャッチボールが続かないんだけど何かコツはある?」など、婚活を円滑に進めるにあたり“ここが上手くいけばスムーズにいけるはず!”という引っかかっている部分について、アドバイスを求めるのがいいのではないかと思います。
そして一方的なアドバイスや、あまり自分のことを知らない人からのアドバイスは、すべてを受け止めずほどほどに、納得できる部分だけを受け入れる。

こうしていれば、婚活でただでさえ疲れているのに、アドバイスによってさらに疲れてしまう、ということはなくなるのではないでしょうか。

と、ここまで色々書いてきましたが、誰かからアドバイスをもらっても「でも…」とか「だって…」で返して、自分を省みず1ミリも受け入れようとしない人は、結婚から一番遠いと私は思います。
アドバイスは、上手に受け止めれば一気に婚活が前進する足がかりとなります。
ぜひ、身の回りに信頼できるあなただけのアドバイザーさんを見つけてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?