非モテにみられる2つのタイプ~その② モテたことはないけどこれくらいの人とはさすがに結婚できるっしょ~
今回の記事を書くきっかけになった『はてなダイアリー』のエントリーがあるので、もしよかったらこちらの追記部分だけでも読んでいただければと思います。
当時30代半ばの交際経験なしの女性によるエントリーなのですが、コメント欄で多くの方が指摘している通り、“高望み”、つまりあまりにも自分を棚に上げたような条件を挙げてしまっている印象を受けます。
しかし、しかしですね…
これ、まさに婚活前の私なのです!!!
長年の婚活を経て、やっとの思いで結婚できた今の私なら条件が不釣り合いとわかります。
でも婚活を始める前の私は、本気でこのくらいの条件を挙げていました…。お恥ずかしい。
実際、本当になんの気なしに「結婚するなら公務員がいいな~♪」と呟いた私に兄から「お前、何様だよ」と言われたこともあります、、
本当にそう。
これはまさに“モテないからこそ”陥る思考だと私は思います。
モテない人、交際経験のない人、というのは、今までに自分の身の程を知る機会がない人がほとんどです。
もちろんこの方が言うように、そして私自身がそうであるように、心ないことを言われたりひどい扱いを受けたり、そんな経験は嫌と言うほどしています。
ですが、それは決して《自分の性として勝負した結果》ではないのです。
ここで言う“身の程”というのは、あくまでも男性なら男性、女性なら女性としての、ということ。
告白したりされたり、それどころか異性と交遊する機会もほとんどなかったりすると、自分が自分の性としてどのレベルなのか、自覚する機会はありません。
そして、《勝負した結果》というのもとても重要。
私は街ゆく見知らぬ人にデブだ、ブスだと罵られたこともありますが、そんなズタズタになるような経験をしてでさえ、「きっといつかは(今思えば不釣り合いなほど高スペックの)素敵な人と結婚できるはず」と思っていました。
そんな嫌な思いも散々しているので、決して自分が美しいだなんて思ってはいないけれど、自ら勝負する、ということをしていないがために、『じゃあ自分がどのくらいのレベルで』『どこまで望んでいいか』という具体的な、【現実】というものを知ることがないまま(というか暗に避けたまま)歳だけを重ねてしまったのです。
自分を知るには、どうしても人とコミュニケーションを重ねることが必要になります。一方的に罵詈雑言を浴びせられるのはもちろんコミュニケーションではありませんし、漫画や物語を読んで奇跡を夢見ることももちろん違う。
現実の中で、リアルに人と(婚活においては異性と)コミュニケーションを取ることでしか、《異性に求められる自分》を知ることはできないのです。
もう一つ、大事なこと
上記のエントリーでどこに違和感を覚えるかと言えば、「それだけ条件を出しているけれど、じゃああなたは何を提供できるの?」ということだと思います。
自分がほしいものだけを並べて、何を与えられるかには一切触れていない。
そこも、モテない人だからこその思考のように思います。
勇気を出して告白して振られた経験があれば、「ここが足りなかったのかも」「もっとこうなれるように努力しよう」と奮起し、「あの頃より今はこれだけ良くなったから、ここをアピールしてみよう」と次の人へのアプローチに活かす、というトライアンドエラーが発生します。
しかし自信のなさを言い訳にして勝負せず、戦ってこなかった非モテな人は、自分の何が“武器”になるかわからない、考えたこともない。
それが、いざ婚活しようとなったときに相手に望むものはいくらでも出てくるのに、自分が差し出せるものは何も出てこないどころか、自分も何か与える、という考えにすら及ばないという事態に発展してしまう理由なのです。
ですので、くり返しになりますが、やはりモテない人こそ、とにかく婚活しまくることが重要だと思います。異性とコミュニケーションを取って、自分の価値というものと向き合わなければ、何も始まりません。
まず婚活する、ということが大事なので自分に合った婚活でいい、とは思うのですが、高望みしすぎてしまう人は、婚活パーティーや大規模街コンなど、他の同性のライバルたちとわかりやすく比較される場で一度ガツンと痛い目を見ることも必要かもしれません。
惨めで本当につらい気持ちになることもありますが、それで傷ついても、現実に向き合わず一生孤独に過ごすことよりはずっといい、と私は思います。
さいごに
真逆なような、非モテにみられる2つのタイプ。どちらかに当てはまる方はいらっしゃったでしょうか?
「自分ってこのタイプかも…」と自覚するだけでも、婚活は一気に好転すると思いますので、自分を知るきっかけになれば幸いです。
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