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婚活の遍歴をふりかえる①~人生初の婚活編~

10年以上婚活をしてきたので、思い出深いものもいくつかあります(いい思い出…はほぼない)。
10年以上婚活をしてきたので、決して順風満帆ではなく参考になるわけではないのですが、、
反面教師にしてもらい、そして「婚活でこういう苦い経験あるある!」と共感し、「どんなに遠回りしても結婚できるのか・・・!」と励みにしてもらえるように、少しずつ今までの婚活エピソードを綴っていこうと思います。

私にとって人生初の婚活体験

まず初めに書くのは、ズバリ人生で初めての婚活について、です。私の初めての婚活体験は、《合コン》でした。
まず、当時の背景を少し説明すると、長年モテてこなかった私はかなりこじらせていて、漫画やドラマのような物語が自分にも訪れるだろうと浮世離れした妄想ばかりしていたこともあり、「合コンに来るような男の人ってなんかイヤ」だと思っていました。
はっきり言って「お前の方こそお呼びじゃない」と言われても仕方ない私が、「合コンに来る男の人ってなんだかチャラそうだし合コンで彼女を探そうとしているのが軽薄な感じがしてイヤ」だとかなんとか言うのは、今考えれば痛いんですが、、
しかも太っていたことでそもそも人との交流も苦手だった私は、ごくごく稀に合コンに誘われても断っていたんです。
しかし、30キロ痩せたタイミングで、再び合コンに誘ってもらう機会が訪れます。その頃、私は気持ちがすごく前向きになっていました。これは、自分の見た目に自信がついたのとはまた違って、本当に今までどす黒い感情に覆われていた心の霧が晴れて考え方も柔軟になっていたので、「1回くらい合コンを経験しておくのもいいかも」とスッと軽い気持ちで参加を決めました。
この人生初の合コン、結果的に言うと私にとっては"大当たり"でした。それは彼氏ができたとか、アプローチされたということではなく、ただただ、《男性側にブスな私がいることを嫌がるそぶりを見せたり明らかにテンションが下がるような人がいなかった》ということです。
もし人生初の合コンで明らかに差別をされていたら、その後合コンどころか婚活すらこわくてできてなかったと思います。(ちなみにその後の合コンでは明らかに嫌な顔をされたり私だけ話題を振られなかったり、ということは実際ありました、、、)
この人生初の合コン、具体的に言うと5対5のバーベキュー合コンでした。今まで憧れはあるくせに交流を避けていた私は、《バーベキュー》というリア充(死語ですね😂)っぽいことができるなんて!という嬉しさもあり、合コンを受けたというのもありました。
バーベキューなのでそこまで緊張せず、自然に男性陣と交流できたこと、そして相手側の5人の男性たちがみな平等に接してくれる人たちだったことで、人生初の婚活は上々の滑り出しをすることができたのだと思います。

初めての婚活で印象的だったこと

このときの合コンで、すごく印象的だったエピソードがあります。
女性側の参加者の一人にサバサバ系というか、言いたいことは言っちゃうタイプの女性がいて、お酒が入っていたこともあり、男性側の若干オラオラ系な人と些細な言い合いや喧嘩腰な会話になる場面がありました。
私は少しハラハラしつつ見守っていたんですが・・・
なんと、気付けばオラオラ系の人がえぐいくらいにその女性を口説いていて( ゚Д゚)
いつの間にか男性がその女性にメロメロになっていて、直視するのも憚られるくらいの勢いでグイグイに押しまくっていたんです。
女性もまんざらではなさそうだったのでみんな見て見ぬふり(?)をしていたのですが、結局二人はいつの間にか夜の街に消えていました…。

最初はほんとに険悪に見えたので、あまりの逆転劇にびっくりしたと同時に、「こんな漫画みたいなことあるんだ・・・」と妙に感心してしまいました。おしとやかだったり、女子力が高かったりすることだけが男性の心を奪うんじゃないんだなぁ、って。
やはり、自分を押し殺すことなく個性を出し、それを受け入れてもらうことが大事なのかも、と思った出来事でした。

初めての婚活で得たもの

さて、私自身は恋愛的な成果がなかった人生初の合コンですが、実は人生初とも言える《男友達》ができました。
前述の二人以外は恋愛的な雰囲気には至らなかったため、「またみんなで遊ぼ―!」という感じでみんなで連絡先を交換したのですが、2回、3回と複数人で遊ぶうちにその中の一人と二人でご飯を食べにいったりするくらいの仲になったんです。
ずっとモテなかった私は学生時代すら男の人とまともに話すこともなく、もちろん友達と言える友達もいない。その上脳内はお花畑なので、「男性=恋愛対象」という考え方でした。男性とちょっとでも話す機会があれば、「この人はアリ、この人はナシ」と、これまた"何様"な判別をするくらいにはこじらせていて、恋人と同じくらい、"異性の友達"もまた未知のものでした。
ところが、その合コンで出会った彼は、不思議とまったく恋愛どうこうという感情にならなかったんです。
彼は割かしイケメンだったし、弁護士を目指していてスペックも高かったし、妄想の中では確実に好きになりそうな対象だったのですが、現実はそうじゃなかった。ちょっと変わったとこもあり、見た目だけ、スペックだけで"好きになる"ことはありませんでした。
現在は残念ながらその彼とは友人としての関係も希薄になってしまいましたが、今思えば人生初の"異性の友達"という存在になってくれたこと、"異性の友達"というものが実際に存在すると証明してくれたことは私にとってとても大きなことです。おかげで、その後何人も異性の友達ができました。
私が多くの人にとって"恋愛対象として見れない"ことも異性の友達ができるひとつの理由かもしれませんが、それでもやはり"人と人"としては付き合いたいと思ってくれてのことなので、素直に嬉しいです。
婚活をすることで異性の友達ができて、恋愛対象としてだけでなく"人"として異性を見る、という経験ができるようになったことは、その後の私の人生にとってとても大きな糧となりました。


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