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参政党で心配なこと(5)

Heaveneseのマレさんが参政党の事について語っていて、とても穏やかな「応援」と「批判」になっていて、流石と感心させられます。

マレさんは、松田学さん、よしりん、神谷宗幣さん、武田邦彦先生など、参政党の主要メンバーと知り合いであり、なかでもよしりんはマレさんの事を尊敬している関係ですから、非常によい関係です。

今夜の「ヘヴニーズスタイル」でも、番組の中で、あまり露骨な形ではないものの、参政党を後押しする内容を放送していました。

しかし、マレさん自身は、参政党を推薦もしないし、ましてや入党もしない、と明言しています。なぜなら、まだよく中身が分からないから。

マレさんがひっかかると言っていたことは、次の点にまとめられるでしょうか。

(1)複数代表制
(2)みんなで決める
(3)大調和、という参政党のモットー
(4)松田プラン

(1)複数代表制については、僕も疑問でした。代表がはっきりしていない組織は、なにかコトが起こったときに、責任をとるものがいないと、組織はたいてい、崩れてしまいます。ただ、今回は神谷さんに自信がなかったのだろう、と私は思います。
(2)みんかで決める、ということは、これは神谷さんの理念ですから、良いとか悪いとか言う前に、これで本当にやれたらよいね、ということではあります。ですが、残念ながら内部にほんの少しいた経験では、理想は理想で、あまり機能しているように思えませんでした。一部のメンバーで決めた事に疑問を呈して変える事は、事実上難しい。この「みんな」で決めるルールが明文化されていないことは今後問題となるでしょう。
それは実は(1)の点にもいえて、いったい代表とかボードメンバーというのは誰が決めるのか、という問題です。いわゆる民主政治を名乗るのなら、自民党のように代表も選挙で決めるべきですが、実際には神谷さんとその仲間(役員)で人事が決まる。看板と中身が違う、という問題が出てくるでしょう。
(3)大調和、という言葉はある宗教に出てくる言葉です。本当にこの言葉が必要なのか、言葉の理念と「波動」をよく考えたのかな、と思います。

一番やっかいなのが(4)松田プランです。この松田プランは松田学さんの動画では何度か出てきていますが、実は参政党HPには詳しく出てきません。いったい松田プラントは参政党の「公約」とどのような関係にあるのか、さっぱりわからない上に、内容は、自民党政府と似たような理念が沢山出てくる。このあたりが、「自民党の一派」だろうと勘ぐられる原因になっています。自民党の別動隊、とは僕は思いませんが、実質取り込まれる危険をこの松田さんの「プラン」と人格は大いに秘めていますね。

松田学さんの動画はこの二年、たいへん素晴らしいものでした。コロナ情報でも、世界情勢でも、優れたゲストを呼んで聞き役に徹しておられた。(聞き役に徹してご自分の意見をあまり言わないところが、ある種の不透明さとも感じられますが、そこはちょっと措いておきます。)私のnoteでも、下記のように紹介して、30以上の「いいね!」がついています。

ですが、どうもご自身のコトに突っ込まれると「自分はエリートだから、自分より頭の悪い奴に言われたくない。正しいものは正しい」となってしまいます。こんな人格の人に政治家は無理だな、任せられないな、と思います。メイコさんや彼女に共感して参政党を見ている人たちにきちんと深く謝罪できれば、見直すのですが。。。無理でしょうかね。また、このメイコさんの批判を正面から受け止めない吉野先生にも正直ガッカリしました。


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