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企業として障がい者雇用の経験を持ち、さまざまな仕事に挑戦できる環境づくりができた理由【森永乳業様インタビュー】

弊社サービスをご利用いただいている企業様へ、障がい者雇用に関するお話を伺いました。

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ー最初に、御社の簡単なプロフィールを教えてください。

2018年10月に精神・発達・知的障がいをお持ちの方を採用し、
人財部内で社内の事務サポート業務を行うソーシャルオフィスを立ち上げました。
2020年4月からは、事業所においても単独で精神障がいをお持ちの方を採用しました。これらの立ち上げから運営において御社に多大なご支援をいただいています。

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企業として障がい者雇用の経験を持っておきたい

ーソーシャルオフィスを導入する前は、どんな課題がありましたか?

導入前は、雇用率は達成しているものの、身体障がいをお持ちの方を採用した経験しかありませんでした。

これからのことを考えたとき、より多様な障がいをお持ちの方に働いていただける企業に変わり、企業としてその経験を持つことが一番の課題だと考えていました。

また、当時の雇用率が2.0%から2.2%へ上がる時期と重なり、期限内に雇用率の達成に向けた施策を検討していました。


ー弊社サービスの導入を決めた、きっかけを教えてください。

それまでは、身体障がいをお持ちの方の採用経験しかなく、精神障がい、発達障がいをお持ちの方を採用するノウハウを持っていませんでした。

その状況をご理解いただき、障がいをお持ちの方の業務サポートなどを、ご経験のある方に行っていただけるサービスがあるということで導入を決めました。

また、ご提案をいただく過程で弊社の状況に合わせ、課題を一緒に解決していただくことで、信頼関係を構築することができたことが、他社ではなく御社サービスに決定した理由です。


仕事の幅が拡がった

ー運用を始めるまでで苦労した点はありましたか?

業務選定については、苦労しました。

事前に準備できる業務が人事部門での業務のみであり、半年後、一年後の業務について、想定できなかったためです。

そのような不安がある中、御社より他社の業務抽出事例や、障がい者自身による業務実績資料の作成と公開などの具体的なアドバイスをいただくことで、多くの部門から仕事の依頼をいただくことに成功しました。

採用手法など、その他の面においてもご支援をいただくことで、スムーズに運用開始まで進めることができたと思います。


ー導入後に何か変化はありましたか?

開始当初、障がいをお持ちの方5名からスタートしましたが、現在では8名体制となり、人数は増加しています。

他部門からの業務を受託できるようになり、またその成果が認められたことで、受託する業務の幅も広がっているためだと考えています。

定着率についても、当初、想定していた範囲内で推移しており、業務サポートなどを行える御社からの常駐社員のご支援があってのことだと考えています。


多様に挑戦でき 長く働ける環境へ

ー導入前の課題はどのように解決されましたか?

一番の大きな課題と考えていた精神・発達障がいをお持ちの方を雇用できる企業になるという目標に向かって、多くの経験を積むことができました。

ご入社をいただいた方には、多くの個性があり、それらを仕事に活かしていただくことで、様々な業務に挑戦していただく環境ができつつあると考えています。

また、採用前はより多くの配慮が必要ではないかと考えていましたが、想定していたよりは配慮が少なかったです。
配慮すべきポイントが整理されたことなども、今後の障がい者の雇用につなげることができると考えています。
その結果、多くの方に定着していただき、雇用率の確保にもつながっています。


ー課題の解決のほかに得られたメリットはありましたか?

弊社では全社的な取り組みとして、ダイバーシティ&インクルージョンの施策を進めています。
その中で障がい者雇用が、多様なバックグラウンドをもつ社員への理解向上のきっかけにもなっています。

業務の一環として会議室フロアーの消毒、整理整頓などを行っておりますが、より多くの方の目に触れることで社内での認知も広がり、社員の意識変化につながっていると考えています。

ソーシャルオフィスへの業務委託が、依頼側の部門のコア業務への集中、生産性の向上にも貢献しています。

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取材後記

やはり具体的に何をすればいいの?というところが分かれすれば、どんどん実現に近づいていくこと。基本のことではありますが、改めて強く思いました。

森永乳業様 採用情報
https://www.morinagamilk.co.jp/mn-recruit/


森永乳業様ご利用のサービス
【障がい者雇用をトータルで支援】ソーシャルオフィスサービス

(最近内容改定しました!)

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