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一歩踏み出しても、大丈夫なんだ!

地元長浜では、この10年の間に、本当に演劇の存在が大きくなっていて
活動されている皆さんの温かな、けれど大きな熱量を感じています。

その大きな母体となっている「はまかる」さん。
”はまかるエンゲキブ”の20代を中心とした皆さんは、今年、脇田友さんの作・演出で「極光ロミオとジュリエット」を一年をかけて創作されています。

脇田さんとのご縁もあって、創作の合間の夏の1ヶ月間、そこでインプロワークショップをさせていただきました。

皆さんの中間発表のお芝居を観て、皆さんにお話を聴いて始めたワークショップは、私の持っているどの部分を伝えたら、ここから先の創作に活かせてもらいやすいか、を焦点とできるありがたい時間でした。

限られた時間の中で、どこを伝えるのか。
本当にいつも難しい作業だと感じます。
けれど、終わってみると、やっぱり人はすごいなぁ、と感じさせられる。
面白いもので、場には流れるものがあるように思います。

今回、皆から出た感想を後で思い浮かべると、言い方はそれぞれに違いながらも
多くの人が

「もっと人と関わっていいんだ、もっと信じて自分を出して大丈夫なんだ
自分一人よりもっと広がれるんだ」

と感想を述べてくれいていました。
何度か出てきた、”大丈夫なんだ!”という言葉が、とても印象的でした。
とても仲良く見えるみんなの、まじめな優しい気持ち。
それを持ちながら、前に勇気の一歩を踏み出してくれたことがとても嬉しかったです。

今回のワークショップでは、実は、7〜8割は言葉を使わないものを行いました。

今にいるって、なんだろう
人と創るってどういうことだろう

それぞれが相手に、自分に耳を傾ける時間。

創作を超えた場所にある、普段の生活まで、皆んながしっかり感じていってくれたこと。
先にある未来を感じさせてくれる前向きな発言をしてくれて
未来は明るいなぁ、とそんな気持ちにもさせてくれました。

その言葉には逆に学ぶことが多かった。

”わたしたちは、勇気を持って一歩踏み出して、きっと大丈夫なんだ!”

とっても豊かな時間をもらい
もっともっと、インプロのいろんなことを伝えられたらと
始まる前よりと欲深になってしまうけれど
わたしも未来をみて、もっと良いファシリテーターになっていきたいと思います

冬の公演を拝見するのが、とても楽しみです。

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