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002. STARDUST REVUE「SHOUT」


STARDUST REVUE「SHOUT」

もう25年以上も追いかけているバンドです。音楽性はもちろんのこと、CDで聴く以上に完成度の高い楽曲とショウアップされた演出両方とも楽しめるライヴバンドがスターダストレビューです。デビューから40年以上経った今でも、新境地を拓きつつあります。

そんな彼らのアルバム「SHOUT」ですが、ジャケットが瑞々しいです。絵具を思わせる、色と光の三原色を構成する4色のしぶきがアルバムタイトルの「叫び」を表現しているように思います。白のバックにメンバーの4人が楽器を演奏する、シンプルなバンドの姿が潔くもあります。

このアルバム「SHOUT」では旧知のアーティスト・KANさんをプロデューサーに迎え、多くの曲をツインパーカッションで演奏するなど新しい試みを多々行っています。
アルバムはファンファーレを思わせるアカペラで始まる01.でポップに始まります。出会いから愛する人を歌った要さん(メロディ)とKANさん(コード)の共作バラード02.。何ともエキゾティックな03.と妄想が爆発するハードロック04.が続き、繊細なバラード05.の後に柿沼さんと要さんのツインヴォーカルで故郷への思いを瑞々しく歌う06.へとなだれ込みます。再び妄想ワールドが炸裂する07.に続いて心が躍り出しそうな08.はまさにメッセージソング。09.は編曲のみならず作詞も担当したKANさんワールドが炸裂しています。ラストの10.は壮大なゴスペル。迫力とソウルフルなヴォーカルで大きな愛を歌い上げます。

このアルバムのみならず、新しい試みを常に行っているスターダストレビュー。以前、音楽の本で「変化するものが、生き残る」という記事を読んだことがあります。変化とは、新しいことに挑んで音楽性の幅を拡げること。スターダストレビューはまさにその言葉がピッタリ当てはまるのです。

01. Love & Devotion
02. 昔話を繙くように
03. 港町は恋の色
04. 恋は医者でも治せない
05. おぼろづき
06. 熊谷の風
07. この恋なくしての恋なんて恋じゃない
08. 拝啓 子供たちへ
09. セガホ
10. 道~The Song For Us~

STARDUST REVUE
根本要(Vo, G) 柿沼清史(Vo, B, Cho)
寺田正美(Ds, Cho) 林”Voh”紀勝(Per, Cho)

#TRUNK_MUSIC
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#スターダストレビュー
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