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タイ料理番外編①〜タイ地方料理と周辺国の料理事情〜

今回はタイ料理を少しだけ細分化します。タイ料理といっても、地域によってどんな特徴があるか知ると、普段何気なくタイ料理屋さんで食べているメニューに興味を示すかもしれませんね。


タイ料理は大きくわけて、
チェンマイのある【タイ北部】(写真青枠)
イサーンと呼ばれる【東北部】(写真緑枠)
マレー半島に属する【タイ南部】(写真赤枠)
首都のバンコクがある【タイ中心部】(写真黄枠

で味付けや料理の内容が変わります。日本でも関東と関西で好みの味付けや、料理の内容が違うのと一緒ですね!

日本と違い、隣国と陸続きのタイは周りの国々の食文化を大いに受けています

タイ北部

チェンマイのあるタイ北部は、ミャンマーと中国南部、ラオスの影響を受けており、タイ料理の中では比較的辛みの少ない、マイルドな味付けとなっています。

代表的な料理は日本でも人気のカオソーイ。
(ココナッツミルクカレーらーめん)

そしてミャンマー料理の影響を受けているゲーンハンレー。
(豚肉を生姜やレモングラス、スパイスなど使用したカレー)

タイ東北部

タイの中ではどちらかというと田舎のエリア。観光地も少なく、広大な土地が広がっています。このエリアはラオスとカンボジア料理の影響を受けており、他の地域よりも辛味が非常に強く野菜やハーブを多量するのが特徴です。

タイ料理が好きな人が口を揃えて唱えるイサーン料理。

トラちゃん的にもタイ料理が好きになったら是非、イサーン料理にチャレンジしてほしいです。それくらい美味しいです!(辛いけど)

代表的な料理

ラープ…お肉と香草と煎ったお米を加えて炒める料理。酸味と辛味のバランスがくせになります。ラオス料理の影響が強い。

ガイヤーン…タイ風焼き鳥。タレが美味しく、炭火で炙り焼きにすると絶品!


タイ南部

南インドや陸続きのマレーシアが近いことから、スパイスを使った料理を食べられます。また、海鮮類の料理が豊富だったり、タイの中でも屈指の辛さを誇る料理がたくさんあります。

マッサマンカレー…スパイスとタイカレーのハイブリッド。


カオモックガイ…インドのチキンビリヤニのタイVer.

タイ中心部

タイ料理の代表各である、グリーンカレー、カオマンガイ、パッタイ、トムヤムクンなどが食べられます。首都であり一大観光地であるため、一度は食べてみたいタイ料理はどこでも食べることができます。辛さも程よくあり、観光客向けに食べやすい味付けが多いのも特徴です。


みなさんがよく知るタイ料理ですが、こうして細分化すると日本でメジャーなタイ料理は、ほとんどタイ中心部で食べられる料理ということがわかりますね。

その中でも、カオソーイやマッサマンカレーなど、地方ながら、知名度を挙げている料理も出てきました。日本も東京ならなんでも食べられますが、地方で独自に進化した料理も海外からの人気を博しています。

是非タイ料理を好きになったら、こういった地域にも目を向けてお店を選んでみてください。きっと新しい発見ができると思います。

次回は番外編②、タイ周辺国の料理をピックアップしてみます🐯

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