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タイ料理番外編②〜タイ地方料理と周辺国の料理事情〜

前回はタイを東央南北に分けて各地域の特徴と料理を紹介してみましたが、

今回は隣国の料理がどれくらいタイ料理に影響を与えているか、似ているところはどこなのかをまとめてみました。

まずは、地図を見てみると、

ミャンマー、ラオス、カンボジア、マレーシアと隣接していますね。

①ミャンマー

ミャンマー料理はおそらく上記4ヶ国の中で一番タイ料理に近いと思います。魚醤や唐辛子、タマリンドやココナッツミルクなど、タイ料理と共通して使う食材が多いです。

また、カレー類や麺類、和え物類も似たようなものが多いのでとっつきやすいと思います。ミャンマーが中華料理の影響を強く受けているからか、『油』の考え方がミャンマー料理の肝と言えますので、ここを理解した上で挑戦してみるといいかもしれません。

ミャンマー料理に興味のある方はこちら。読んでて大変興味深いです。

②ラオス

東南アジア唯一の内陸国ラオス。様々な山の幸やハーブをたくさん料理に使うのが特徴です。特に、『ラープ』と呼ばれるハーブとお肉を和えた料理は絶品です。また、フランス統治時代の影響でベトナム料理のようなメニューもちらほら。ハーブ好き、野菜好きにはオススメのラオスです。

ラオスは歴史的にタイ東北部と関係がとても深いため、料理も相互に影響がみられます。

タイ料理のお店で特に東北部の『イサーン料理』に力を入れているお店にまずはチャレンジすることをお勧めします。ここでその魅力に少しでも触れられれば、ラオス料理はとても気に入ると思います。

③カンボジア

アンコールワットで有名なカンボジアの料理はしばしば

"クメール料理"と呼ばれています。この料理の特徴は、

タイやベトナムの影響を受けており、タイ料理ほど辛さが際立っておらず、ベトナムほど香草をたくさん使っていないところです。

昔、カンボジアに一人旅したときには特に気にしていませんでしたが、確かにカレーはタイ料理のようにココナッツベースでクリーミーでしたが、辛さはほぼなく、とてもマイルドな口当たりでした。前菜類もハーブの香りはしますが、癖が少なめで食べやすかった記憶があります。アジアの刺激的な料理に少し気後れしている方には、旅でも食事でもカンボジアはいいかもしれません。

④マレーシア

タイ南部と隣接するマレーシア。しかし、マレーシアはタイ料理の影響がそこまで強くはありません。中国料理やインド料理の要素の方が濃い印象です。強いて言えばココナッツミルクを使うことくらいしか共通点が見受けられません。隣国だからといって影響力は各国違うのですね。


マレーシア料理もタイ同様いろんな国の要素が絡んでくるので別途記事を書けたらと思います。


以上。タイ近隣国の料理の特徴をまとめてみました。タイ料理が好きな方は是非、この周辺国の料理も好きになる可能性が高いので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか🐯?


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