見出し画像

トラックのエアコンが効かない原因は?5つの対処方法と修理費用を紹介します!

トラックのエアコンが効かなくなってしまう原因や対処方法などについてまとめました。

ダイジェストをまとめてますので、サクッと知りたい人は読んでみてください!(この記事にかいてあること↓)
・トラックのエアコンが、空気を冷やしたり暖めたりする仕組みについてわかる
・冷房が効かない原因と修理の費用相場についてわかる
・暖房が効かない原因と修理の費用相場についてわかる

詳しく知りたい人はこの記事をチェック♪

画像1

1.トラックのエアコンが、空気を冷やしたり暖めたりする仕組み

・トラックのエアコンは、冷房・暖房それぞれがまったく別の原理で空気の温度を変化させる仕組みとなっている。
・暖房機能の場合、エンジン熱を冷却する「冷却水」の熱を利用して車内に温風を送り込む形で、エンジンのウォームアップに合わせて暖気が送り込まれる。
・冷房の場合は、エアコン内のコンプレッサーに封入されている圧縮ガス(半液体)がコンデンサーファンによって冷やされ、液体化する。
・ガスが液体から本来の気体へと戻るとき、周辺の物質や空気から熱を奪い、その際に冷やされた空気が車内に送り込まれる。

2.冷房が効かない原因と修理の費用相場

エアコンガスの漏れ・不足
・冷房が効かなくなる原因としては、コンプレッサー内のエアコンガス残量が十分でないことが大半。
・エアコンガスの確認方法は、エアコンのコンプレッサーに設置されている「サイトグラス」を覗くことで容易に確認できる。
・エアコンを作動させた状態でサイトグラスを覗き、液体の流れや気泡の有無でエアコンガスの残量を確認しよう。
・ガスの補充だけなら数千円程度、ガス漏れなどの場合は2万円前後の費用はかかる。

コンプレッサーの故障
・エアコンガスの残量確認の際、エアコンのスイッチを入れてもコンプレッサーの作動音がなかった場合は、コンプレッサー自体の故障が考えられる。
・コンプレッサーのサイトグラスからエアコンガスの残量が確認できている場合は、コンプレッサーの修理または交換が対処方法となる。
・コンプレッサーはかなり高価な部品であるため、数万円~5万円以上の出費を覚悟する必要がある。
・エアコンのスイッチを入れても作動音がしない場合は、一度プロの手による点検を受けるのがおすすめ。

応急処置としてはGSでのエアコンガス補充も有効
・コンプレッサーの修理・交換は部品調達の問題もあり、即座に修理できないケースも多々ある。
・一時的な間に合わせだけでもという場合は、お近くのGSで古いガス抜きとエアコンガスの補充をセットで申し込んでみよう。
・ガス漏れを起こしている場合は、徐々にガスが抜けていくが、業務に支障をきたさないための応急処置としては適している。

3.暖房が効かない原因と修理の費用相場

冷却水(クーラント)の残量不足
・自動車の暖房の原理は、エンジンを冷却するための冷却水(クーラント)の熱を利用して空気を暖めるというもの。
・その根本となる冷却水が不足していれば、暖房の効き具合は悪くなり、エンジンのオーバーヒートにも繋がる。
・冷却水の不足であれば、GSレベルでも即座に対処可能なので、給油の際に冷却水の無料点検を頼んでみよう。
・冷却水(クーラント)の補充は高くても数千円程度。

サーモスタットの不具合
・次に考えられるトラブルの原因は、温度の自動調節装置である「サーモスタット」の不具合。
・これは一定温度まで上がると熱源スイッチが切れ、下がるとスイッチが入るという仕組み。
・暖房が全く効かないときや、逆に効きすぎる場合はサーモスタットの故障が原因であることがほとんど。
・サーモスタットはさほど高価な部品ではなく、1万円以内で交換可能。

上記以外のトラブルはプロによる診断を!
・近年、自動車設計の技術は目覚しい進歩を遂げ、エアコンシステムも多くの制御部品によって管理されている。
・各種部品の異常を見抜くには専門的な知識が必要であり、応急処置も難しい。
・前述したトラブルの場合は、なるべく早めに点検を受けておくのが良い。

いかがでしたでしょうか?
エアコントラブルの代表的な原因は前述のとおりですが、それ以外の原因であることも十分に考えられます。深刻な不具合になってしまう前に、早めに点検整備を受けましょう。
もっと細かく知りたくなった方は記事をチェック!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?