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ダンプナンバーとは?種類や対象車両、申請から罰則まで解説します!

ダンプナンバーの概要、対象車両、申請方法、罰則などについてまとめました。

ダイジェストをまとめてますので、サクッと知りたい人は読んでみてください!(この記事にかいてあること↓)
・ダンプナンバーについてわかる
・対象となる車両についてわかる
・申請方法や罰則についてわかる

詳しく知りたい人はこの記事をチェック♪

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1.ダンプナンバーとは、ダンプ表示番号のこと

・ダンプナンバーの正式名称は「ダンプ表示番号」。
・公道を走る車に必ず付いているナンバープレートと混同されることがあるが、まったくの別物。
・ダンプナンバーは「土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法」で表示が義務付けられている。
・ダンプ法やダンプ規制法とも呼ばれている。
・全てのダンプにダンプナンバーの表示が義務付けられているのではない。
・土砂を運ぶダンプや大型トラックなどに限ってのもの。

ダンプナンバーがついた車両が運搬を担う土砂は全11種類
・ダンプナンバーがついた車両が運搬を担う土砂は下記のとおり。
1.土
2.砂利(砂、玉石を含む)
3.砕石
4.砂利または砕石をアスファルトやセメントにより安定処理した物
5.鉱さい
6.廃鉱および石炭がら
7.コンクリート
8.煉瓦
9.モルタル
10.しっくいその他これらに類する物の屑
11.砂利状または砕石状の石灰石やけい砂

荷台にかかれている地名や数字の意味、表示方法
・記載された漢字や数字にはそれぞれ意味がある。
・表示方法は一律で「千葉 営 123」「神戸 他 1234」という順番になっている。
・○で囲まれた「営」や「販」という文字は業種を表していて、それぞれの意味は下記のとおり。
営:運送業
販:砂利販売業
採:砂利採取業
建:建設業
砕:砕石業
石:採石業
他:産業廃棄物・生コン製造業など
・細かく業種別に分けることで、何をどのような目的で運搬しているのか一目でわかるようになっている。
・最後の数字は陸運局へ申請した際、発行される番号。

2.対象となる車両

・対象となる車両の条件は、最大積載量が5000kg超の車両、車両総重量が8000kg超の車両。
・この条件が合っているダンプやトラックは、ダンプナンバーが必要。
・車検証に記載されているため、自分が登録しようとしている車の積載量や総重量を、カタログや車検証から確認することができる。

3.申請方法・流れ・メリット・罰則

・ダンプナンバーや緑ナンバーを取得せずに収益を得ることは法律違反となる。
・土やコンクリートなどの土砂から産業廃棄物まで事業をおこなうためには、それぞれのナンバーを取得しなければならない。

申請方法と手続きの流れ
・はじめに登録前に陸運局の企画輸送・監査部門で下記書類の確認のうえ、表示番号の指定を受ける。
・必要となる書類は下記のとおり。
1.土砂等大型自動車使用届出書(甲)(押印省略可)
2.土砂等大型自動車使用届出書(乙)(押印省略可)
3.土砂等大型自動車使用廃止届出書(押印省略可)
(他の事業者から車両を譲り受け、すでに表示番号が付いている場合のみ提出。 県外へ転出する場合、廃止届出は登録をおこなう陸運支局での提出が可能。)
4.自動車検査証
5.自重計技術基準適合証
6.経営する事業を証明する書類
・経営する事業形態により証明する書類は違う。
・書類をすべて揃えて最寄りの陸運局へ提出。
・書類不備がなければ表示番号の指定を受けることが可能となる。
・表示番号を受けたあと、ステッカーを作成。
・ステッカーのサイズは、字の高さ200mm、文字と数字の幅150mm、記号の幅200mm、文字と記号の太さ15mm、数字の太さ30mmと細かく決められている。

ダンプナンバーと緑ナンバーの両方をつけたときのメリット
・ダンプナンバーは、土砂を有償で運搬する場合に必要。
・緑ナンバーを申請すれば営業用をして車を使うことができる。
・事業を展開するうえで、どちらも必須のナンバー。

①社会的信用が得られる
・緑ナンバーがついていない車両で相手先への信用は得られない。
・それどころか白ナンバーで仕事をして収益を得れば、刑罰に科せられる。

②福利厚生が充実する
・緑ナンバーを取得するためには「社会保険や労働保険への加入」が必須。
・従業員にとって安心して働ける環境が保障され、人材確保にも有効的。

③融資を受けやすくなる
・緑ナンバーを取得すれば、金融機関からの信用も上がり融資を受けやすくなる。

白ナンバーが利益を得るとどのような刑罰に科せられる?
・白ナンバーの車両で仕事をして利益を得ることは法律違反。
・仮に白ナンバーで仕事をおこなった場合、貨物自動車運送事業法違反となる。
・3年以下の懲役または300万円以下の罰金のような重罰が科せられるが、悪質とみなされると罰金ではなく懲役刑に科せられる恐れもある。

いかがでしたでしょうか?
ダンプナンバーは仕事で土砂や産業廃棄物を運搬するために必須です。ダンプや大型トラックを使って運搬業を展開する場合には、ダンプナンバーと緑ナンバーの申請をおこないましょう。
もっと細かく知りたくなった方は記事をチェック!


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