![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100282963/rectangle_large_type_2_7334623c400c39f75a9f0f6414cea919.png?width=1200)
[翻訳] 負けを取り返そうとしてプレイをやめられない人へ - 平均時給で考える by Phil Galfond
「負けている時、プレイを切り上げたほうがいいとわかっていてもやめられない」というのは "ポーカーあるある" であり、「死にもの狂いティルト (Desperation tilt) 」と呼ばれるティルトの一種です。
![](https://assets.st-note.com/img/1678444094382-h8TAdzulXt.png)
プロポーカープレイヤーであり、Run It Onceの創業者でもある Phil Galfond (フィル・ギャルフォンド) が、このような悩みに対して知人から受けたというアドバイスをTwitterで共有していたので、今回翻訳しました。
負けを取り返そうとしてプレイをやめられない人へ
2023/03/05 投稿
負けている時にプレイをやめるのは、とても難しい。疲れているし、ティルトしているし、なんとかイーブンに戻したいと考えてしまうだろう。
しかし、そういう時は一歩下がって、数学的な観点で考えることができれば、いつでも正しい決断ができるようになるだろう。
私のメンターであり友人のTommy Angeloからもらったアドバイスで私は目が覚めた。
自分の時給を知ること、それが最初のステップだ。
あなたは$5-10をプレイしていて、ウィンレートは+20bb ($200)/100だとする。1時間で約33ハンドプレイできるから、あなたの平均時給は67ドルだ。
例えば、ある日丸1日プレイして5,000ドル負けていたとする。もちろん、これは嬉しくない。しかし、これくらいのステークスなら、異常な負けというほどではない。こういう時、自分でももう止めるべきだとわかっていることもあるだろう。
にも関わらず、「でもゲームはすごくいいし、あと1時間だけプレイしたほうがいいかな?」なんてことを考えてしまう。自分がこのような状況になっていると気づいたら、Tommyのアドバイスを受け取って欲しい。
「ポーカーというのは、平均時給で考えるべきものだ」ということを思い出せ。
もちろん大きなポットを取って、いくらか負けを取り戻せるかも知れない。しかし、見方を変えて考えよう。
自分の時給は67ドルだ。今あなたがやろうとしていることは、プレイの調子が悪くて5,000ドル負けているという時に、たった67ドルを取り戻すために、もうあと1時間プレイしよう、ということなのだ。
自分に聞いてみよう。「もし調子が良い時でも、あと67ドル稼ぐために、本当にもうあと1時間プレイしたいか?」
正直になろう。あなたはただラッキーしたいだけだ。あなたは、5,000ドルを取り戻したいと思っているけど、数学的には、あなたが次の1時間で稼げるのは67ドルだけだ。
覚えておこう。私たちはラッキーするためにポーカーをプレイするんじゃない。継続的に良い時給を実現するためにプレイするのだ。
We're not playing poker to get lucky. We're playing poker to earn a nice hourly rate over a sustained period of time.
平均時給で考えるという、この単純な発想の転換によって、より良いやめ時の判断ができるようになるだろう。
翻訳元:
https://twitter.com/PhilGalfond/status/1632143724426715136
翻訳は以上です。読んで頂いてありがとうございました!
皆様からのリアクションがこの翻訳noteのモチベーションになっています。ぜひスキ・フォロー・拡散・投げ銭で応援して頂けると嬉しいです!
※以下の有料部分には何も書かれておりません。
ここから先は
¥ 300
スキ・拡散・サポートで応援して頂けるととても助かります。サポートは100円でもいいです。先に言っておきますが、ありがとうございます。