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[翻訳] いつまでもベットサイズで悩んでいる人へ by Patrick Howard

Mobius Pokerのパトリック・ハワード (Patrick Howard) の連ツイを翻訳したいと思います。
今回は、実際にPatrickが使用しているフロップとターンの単純化したベットサイズについてのツイートです。


ノーリミットホールデムのキャッシュゲームで、どのベットサイズを使うべきか悩んでいる?
私が、フロップとターンで使うことをお勧めするベットサイズのすべてをここで紹介します。
シンプルかつバランスのとれたレンジでリバーにたどり着きたいのであれば、この戦略を使ってください。また、勉強とプレイを劇的にシンプルにすることもできます。

ポーカーのトレーニングビデオやGTOによるベットサイジングは大抵いつも複雑すぎます。
実際には、ほとんどのフロップとターンのスポットは、1つのサイズで乗り切ることができます。私はできる限り、1つのベットサイズのみを使うようにしていて、2つ以上使うことはありません。

皮肉なことに、ポーカープレイヤーはGTO戦略をモデル化するために多くのサイズを使おうとしますが、大抵いつも最後は自分をエクスプロイトしやすくさせてしまっています。
使うサイズが多いほど、それらのすべてでバランスを保つのが難しくなるのです。
繰り返します。私の意見では、以下のサイズはシンプルではあるけど理論的な戦略が欲しい時に利用するのがよいです。これは私個人が使っている実際のサイズです。これ以上派手なサイズは使いません…

※訳注:見やすいように一部表記を変更しています。以下参照。
・2BP: 2bet potの略
・3BP: 3bet potの略
・OOP: Out of Positionの略
・IP: In Positionの略
・CBet: PFR (Preflop Raiser) によるContinuation Betのこと。
・Stab: PFRがCbetを打たなかった時、PFC (Preflop Caller) がbetすること。
・DB: Double Barrel の略

Flop

  • 2BP CBet OOP: 30% pot
    *ブラインドヘッズアップ以外では多くのスポットでチェックもできる

  • 2BP CBet IP: 30% pot
    *もっと高度な方法がよければ、ポットサイズCBやオーバーベット(ボードにハイカードが2枚あれば)を使うこともできる、特にレイトポジションから。ただその場合、プレイが難しくなるため、ターンとリバーのプランもしっかり持っていること。

  • 2BP Stab IP: 50% pot

  • 3BP CBet OOP: 50% pot

  • 3BP CBet IP: 30% pot

  • 3BP Stab IP: 30% pot

Turn

  • 2BP OOP DB: 70% pot

  • 2BP IP DB: 70% pot & 120% pot
    *70% potだけで乗り切ることもできるが、このスポットではオーバーベットは多くのEVを積み上げられるため勉強する価値がある

  • 3BP OOP DB: 50% pot

  • 3BP IP DB: 70% pot

  • Flop Check後のあらゆるターンベット (Delay CBet, Probe等) とその他ほぼすべてのターンベット: 70% pot
    *OOPの場合、ソルバーは多くのスポットでブロックベットやオーバーベットを使うが、1つのサイズに簡易化したところで、それほどEVは失われない

以上です。ベットサイズと勉強をシンプルに保ちましょう。3~4つのサイズを下手に使うより、1~2サイズを上手く使うほうがよいです。

大抵の場合 Riverでは 70% pot が使えますが、ブロックベットやオーバーベットを使うのが適切な場面を勉強する必要もあります。


翻訳は以上です。読んで頂いてありがとうございました!

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[2023/01/12 追記] 上記のベッティングラインをまとめた図を訳者が作ったので共有します。ツイート内容をさらに単純化していますので、記事を読んだ上でご利用ください。

※以下の有料部分には何も書かれておりません。

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