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[翻訳] ポーカーの赤線を伸ばす3つのコツ by Patrick Howard
ポーカーのwin rateをグラフで表示すると、実収支(緑線)に加えて、ショーダウン収支(青線)とノンショーダウン収支(赤線)が表示されます。
多くの平均的なプレイヤーは、青線が上がる一方で赤線は下がることが多いですが、アグレッシブなプロフェッショナルプレイヤーは、パッシブなプレイヤーをエクスプロイトすることで赤線を大きく伸ばしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1684023698856-hFjFZNMytT.png)
今回、Patrick HowardがYouTubeで赤線を上向かせるコツを紹介している動画があったので翻訳しました。
落ちていく赤線を修正する方法
How To Fix a Tanking Redline (Not What You Think!)
2023/04/28
最近は誰もがどうやって赤線(ノンショーダウン収支)を改善できるか知りたがっています。これは私の生徒から一番多く聞かれる質問です。
今日は赤線を改善する3つの知られざる方法をお話します。リバーでブラフを増やし、フォールドを減らすという話も重要ですが、それ以外のポーカーコミュニティがまだ十分理解していない話に触れていきます。
これは以前私が教えた生徒のグラフです。
![](https://assets.st-note.com/img/1684023528837-PrCgAPx0Nc.png?width=1200)
私のところに来る前は赤線は下がっていましたが、私のアドバイスを受けてからは全く逆方向に赤線が伸びていきました。
100万ハンド以上の結果なので、まぐれではなく、本当に彼のプレイが大きく変わり、win rateも伸びていることがわかります。
内容に入る前にお伝えしたいのが、一番大事なのは緑線(実収支)であって、それを勘違いしないこと。赤線を伸ばしてイケてるグラフを作ることが目的ではありません。ゴールはお金を稼ぐこと、それだけです。
ちなみに、もしあなたがソルバーで、バランスの取れたプレイをした場合、恐らく青線が上がって、赤線が下がる形になると思われます。しかし、相手は人間です。基本的に人間はパッシブすぎです。フォールドしすぎ、レイズ不十分。全般的にパッシブすぎるミスは多いですが、アグレッシブすぎるミスをする人はあまりいません。実際のゲームにおいて、あなたの赤線がマイナスなのだとすれば、恐らくあなたはお金を取りこぼしています。
赤線を改善する方法は「ニットをやめろ」、これだけです。あなたはもっとアグレッシブにプレイする必要があります。あなたがニットではなくても、タイトすぎたり、パッシブすぎたりする傾向があると思います。
訳注:ニット (nit) とは、タイトでパッシブなスタイルのプレイヤーのこと
まず、0番目のコツは「リバーブラフを増やすこと」と「リバーフォールドを減らすこと」です。ただ、リバーでのアグレッションが赤線に大きく寄与することはすでに多くの人が知ってることなので、この動画では深掘りしません。
コツ1: プリフロップをもっとアグレッシブに
これは最も共通して言えることだと思います。多くのプロプレイヤーはプリフロップを正しくプレイできていると思っています。プリフロップはもう十分勉強したと思って、長い間勉強してないプロも多いです。でも、あなたはそうならないでください。少なくとも、データベースレビューはやるべきです。恐らくパッシブすぎることに気付いていないでしょう。
よくあるリーク
スティールに対して、BBをオーバーフォールドしている
十分3betしていない
十分4betしていない
特に3bet不足は赤線を大きく下げることになります。プリフロップの改善は赤線だけじゃなく、win rate全体を改善するでしょう。
コツ2: フロップでコールとレイズを増やす
フロップでギブアップしすぎたり、レイズが不足していたりすると赤線を下げることになります。特に小さいCbetに対してよくあるリークです(大きいCbetにもフォールドしすぎていますが)。
レイズ頻度に関しては、理論上、大きいベットには低頻度でレイズをし、小さいベットに対しては高頻度でレイズする必要があります。
小さいCbetや小さいドンクベットに直面した時に十分レイズができておらず、フロップで十分ポットを奪えていません。これによって赤線が下がっています。
コツ1と2に共通することとして、早い段階でポットを奪うことを過小評価してはいけないということです。リバーのビッグスポットと比べてポットは小さいですが、より頻繁に発生するので、大きなインパクトがあります。
コツ3: バリューベット、バリューレイズを増やす
赤線が下がってるとすれば、恐らくリバーでバリューも取り逃しています。ベットとレイズ両方において。
リバーで相手がチェックしてきたとしよう。あなたはIPでシンバリューベットを打てるハンド持っているとします。理論的にはベットすべきところをチェックした場合、恐らくあなたはほとんど毎回勝つことができるでしょう(相手がすごく強いハンドをスロープレイしていた場合を除いて)。ここでポットを勝ち取ると青線は上がりますが、赤線は上がりません。
しかし、もしそこであなたが75%ベットをしていたら、半分くらいは相手はフォールドするでしょう。この時、赤線が上がることになります。シンバリューレイズできるスポットをコール止めした場合にも同じことが言えます。
これは大きなリークです。私の意見としては、リバーのシンバリューレイズ不足というリークは、長い間ついて回るリークです。というのは、どれくらいバリューレイズするべきか、というポイントを気にする人は少ないからです。
ソルバーは本当にアグレッシブにリバーでレイズしますが、実際のゲームではあまり見かけることはありません。
私が生徒に教えているバリューベットに関する基本ルールは、「もしリバーでIPからチェックバックした時に、45~50%ポットを勝ち取るくらいであるべき」というものです。もし50%より高頻度で勝ってるなら、リバーで強いハンドをチェックしすぎてるということになり、恐らくあなたはバリューを取り逃しています。
翻訳元:
How To Fix a Tanking Redline (Not What You Think!) - YouTube
翻訳は以上です。読んで頂いてありがとうございました!
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