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ひと夏の夢と、彼らに捧げるドラゴンフライ

私の“夏色の恋人”と、最高の思い出をつくる2023年の夏。

HiHi Jets Arena tour 2023 BOOOOOST!!


ライブ終盤。

白く輝くピアノに向かい、広さの違う肩を並べる2人。
鍵盤に置かれるそれぞれの手と、そこから奏でられるオリジナル曲の数々、美しい音。


私が見た日のものだけ。感じたままを残したくて。

所感とレポですが完全にネタバレを含むので(というかネタバレなので)見たくない方、知りたくない方はここで止めていただいてご自衛ください。

あと文章をダラダラ長く書くクセがあるのでお時間のある時に気楽に読んでいただければ幸いです。



♪ドラゴンフライ〜ZENSHIN〜baby gone〜情熱ジャンボリー〜Make You Wonder〜サヨナラの方程式〜駆ける〜HiHi Jets

連弾裏話

・ずっと2人で「連弾したいね」と話してた
・東京極楽〜連弾までが猪狩プロデュース
・テーマを「和」にしたかったから連弾も和テイストにしようと思い、最初は滝廉太郎の『荒城の月』を披露しよう思ったが「知ってる!」となるまでに長いから、作間くんにHiHiの曲をメドレーでやるのはどう?と提案
・選曲を作間くんに任せたら最初4分半の曲が出来上がり「いや長い!笑」と2分半くらいに短縮
・猪狩くんは17時から夜中の1時まで8時間弾いて覚えた
・本当はゆっくり覚えようと思ったけど、作間くんが楽譜貰った次の日に「意外と弾けた!」と言い出すから「迷惑かけちゃう……」と急ピッチで覚えた猪狩くん(かわいい)
・作間くんの選曲は良いチョイスだなと思ったし、この曲の次にこの曲来たら嬉しいよねみたいな繋ぎがちょっと涙出ちゃうくらい良かったと話す猪狩くん

TVガイドplus vol.51より

・井ノ原社長に猪狩のピアノが見たいと言われたので、作間くんを巻き込んだ
・2人ともソロでピアノをやったことはあったから、目新しさが欲しかった
・絶対間違えられないっていうプレッシャーがすごかった
・ピアノが近づいてくるとどんどん体が動かなくなってくる作間くん

SODA9月号より


これをふまえて連弾を見るとさらに号泣必至になるので参考程度に。


6/17

「君だけに」で兄組が残っていがさくがハケた時にいがさく曲を確信したんだけど、白いピアノがメンステに設置されたのを目視で確認して、思考が停止した。

「君だけに」終盤、BOOOOOST UP!!!!!の蛍光緑の新衣装を纏った作間くんがすーっとメンステに現れ、軽く手を動かしてピアノ椅子に座った。猪狩くんも同じく新衣装に身を包み、ローラーでスポットライトを浴びながら現れた。

HiHi Jetsのサビワンフレーズを弾く作間くんと、それに合わせてローラーで美しく舞う猪狩くんがいて。そこで止まったと思ったらピアノに向かい、作間くんは猪狩くんが座る分の椅子のスペースをあけて、並んで鍵盤に向かった2人。


オーケストラの音が聴こえたと思ったら、猪狩くんの勢いのあるグリッサンドからドラゴンフライ。
2人のバックには壮大な神殿と、はじまりを告げるような朝焼け。

私このために宮城まで来たんだ、宮城まで頑張って来て良かった、と心底思った。


ドラゴンフライ、直と高階。2人のための曲。

この胸の穴はやっぱりあなただった。



まったく情緒を保てていないので初日はこの後しっかり見れてないんだけど、緊張は垣間見えても、やりたいことをやっとできて嬉しいのが凄くにじみ出てた。

すごく幸せそうな顔をしてた。作間くんの方をちらっと見る猪狩くんがいた。すごく愛おしそうな目をしてた。

作間くんはそんな風に猪狩くんが見ていることにも気づいてないのかな、まっすぐ鍵盤を見つめたり時折顔を上げて奏でる音を感じたりしてるように見えた。そこで目が合わないのもなんだか“らしく”て、2人の私たちには見えない強いつながりを感じてすごく胸が熱くなった。

下のパート、ベースラインを固める1→100の作間くん。
上のパート、メロディーラインと装飾で彩る0→1の猪狩くん。

いがさくの概念、2人の関係性、それぞれの個性をそのまま音に乗せて表現したように見えた。

唐突な連弾と初めて見る新衣装のゆらゆら揺れる十字イヤリング&イヤーカフのおかげでずっと涙で視界不良だったけど、みんなも見たかった、2人もずっとやりたかった念願の連弾の初日1回目を見ることができて心底嬉しかった。

このあとBOOOOOST UP!!!!!で捌けられず、そのまま燃え盛り火花を散らす神聖な白ピアノを見て私のピアノが………燃えてる…………と泣いたのは言うまでもないよね。



6/18昼

初日見たから「君だけに」から連弾の心の準備してたけど、次くるって分かってるから逆にずっと心がパニックだったのを覚えてる。

相変わらず好きなパフォーマンスは何回見ても泣いてしまうし、注目するポイントは同じでも見る回によって違ったりするから毎回新鮮味を感じながら楽しんでる。

スタンバイでグーパーしたりして指動かす作間くん、ひとつの演目に向き合う演者のオーラが出ててすごく好きだった。

やっぱり猪狩くんから作間くんへの視線はちらっと、少しだけあったかなって感じ。でも逆はなくて作間くんは相変わらず鍵盤見たり正面見たり斜め上見たり。

この日はピアノ椅子に2人並んで座ったあと位置調整のために猪狩くんがきゅっと左に寄ったんだけど作間くんは気づかず動かずのままだったので結果いがさくがくっついただけだった、かわいいね。

ZENSHINの「駆け出す夢」のところが1音ずつオクターブで階段状に低→高→低→高…となっていくんだけど、音外さないようにしっかり鍵盤見て走らないように弾いてるのがすっごく愛おしかった。

あとビジュアル的な話をすれば、作間くん唇の血色が良くてお顔がぱあっと明るかったイメージ、リップ塗り直してスタンバイしたのかな、かわいかったね。



7/21

いがさく2人にとっても、私にとっても約1ヶ月ぶりの連弾。席がバクステ前超良席で遮るものなくまっすぐにピアノを見つめることができたのもあるし、そもそも1ヶ月ブランクあいて見た連弾、耐えられるわけもなくボロボロ泣いた。

メドレーラストのHiHi Jets、猪狩くんが作間くんの方をちらっと見て視線を鍵盤に戻したあと、この日はじめて、作間くんがちらっと猪狩くんの方を見た。

今、見たよね…………?!
それを見て大パニック、スタンドで爆ぜた私。

目が合ったわけじゃないのに、一方通行の片思いじゃなくていがさくがしっかり両思いなのを目の当たりにした。

ほんの少しだったけど、連弾終盤にその光景が見られて、私今日このために来たんだとすら思えるくらい心が満ち足りた。

演奏面でいえば、猪狩くんのドラゴンフライ装飾部分の16分連符が拍にしっかり合うようになってて、聴いていてすごく心地よかった。

あとは駆けるの作間くんの左手→右手→右手→右手の和音伴奏が、左の低い和音を弾いたあとにペダルを上手く使って伸ばして、左手ふわっと離してたのが好きで。
楽に弾けるっていうのももちろんあるだろうけど、音はしっかり鳴ってて強いのに視覚的に重く聴こえなくて、曲に合ったやわらかくあたたかいけど芯のある見せ方だなあって感じてすっごく好きだった。



7/22昼

今まででは一番落ち着いて見れた回かもしれない、それでも涙は堪えてるんだけど。
スタンバイから確認しすぎてピアノが出てくるタイミングと作間くんが出てくるタイミングは覚えたし(ちなみに1サビとラスサビOnly youのところ)この後連弾があること分かってるのにピアノが出てくるだけで毎回どうしようどうしよう、ってなってしまう。

この回は下手から見たので、並んだときの肩幅、対称的なシルエットにキュンとし、鍵盤への体重のかけ方が揃えたいところで2人でしっかり揃ってるのが見えて、言葉を交わさずとも通じ合ってるのが伝わってきて感動した。

前の日に作間くんが猪狩くんのことをちらっとほんの少しだけ見たのを見てしまったのでこの回も少し期待したけどやっぱり合わなかったし猪狩くんからしか見なかったね。


少し遠かったので、メンステの2人ロックオンだけじゃなくてスクリーンでもしっかり見たけど、手元アップが多くて鍵盤に置かれる2人の手、隣を感じながら自分のパートを弾きこなす手の動きもしっかり見れて良かったなあ。

ピアノの左側からのカメラがあったおかげで、作間くんが左手の甲に『さクマ出没注意』のかわいいくまちゃんボディーシールを貼って、猪狩くんが左手の甲に『東京極楽』のいかち〜ボディーシール貼ってるのもわかった、貼ってるものの系統も全然違う2人、そんなところまで愛おしいね。

この回おそらく猪狩くんのイヤモニの調子が悪かったのか、上手く耳にはまってなかったかで、作間くんだけの演奏になるところでずっと左耳の調整してた。多分INSTINCTあたりからかな、繊細なパフォーマンスだからちょっとやりづらそうにしてたなあ、という印象だった。


7/22夜

この日のドラゴンフライは格別だった。

猪狩くんがメドレー1曲目ドラゴンフライの入りで高音からグリッサンドをするんだけど、「いくよ作間」と言わんばかりにそのグリッサンドからの流れで作間くんを見にいってて、大パニックで泣きながらしゃがみ込んだ。
作間くんは拍頭1音目に集中してるのでそれにも気づかず鍵盤に視線を送ってて。

重すぎるくらいの猪狩くんの愛を感じたし、作間くんも視線には気づかずとも愛はしっかり受け止めてるんだと思った。

オリ曲メドレーを聴きながら5人で駆けてきた道を思い出して泣くのがこの連弾の感動するポイントだと思うんだけど、今回はそれに加えて帝劇の秘密基地とか、味噌汁エピとか、大好きな2人の話が走馬灯のように頭をよぎって

あれ……私もしかして今日有明に骨をうずめるのかな………………?

とすら思った。

いつまでも2人で切磋琢磨して、尊敬し合って歩み続けてほしいな。


演奏面でいうと、作間くんのラストのベース音もしっかり力が入っていて、さらに響くようになってた感じがした。だからこそその力強い演奏がまっすぐ私たちの心に届いて、涙腺を緩めるんだよね。

あと、MYW・サヨナラの方程式〜駆けるへの持っていき方が回を追うごとに雰囲気と弾き方が良くなってて、壮大でドラマチックで。

「いつかあの日夢見た世界へ」

夢に向かう足と勢いを止めない彼らに思いを馳せて、涙が止まらなくなる。

これからもずっとついていくよ。私たちが置いていかれないように、どうか手を離さないでいてね。


大阪8/16が個人的ラストBOOOOOSTなので、そこが終わったらまた書き足します。
現時点でこんなバカデカ感情なのに、ラスト抱えきれるか不安だけどみんなで2人のステージを見届けようね。


最後メモ書き程度のひとりごとになるけど、

連弾の白ピアノに関しては捌けられないから仕方なく次の曲で使うために特効入れて火花散らしたり火出したりしてるんだと思うけど、欲を言えばグランドピアノで蓋開けて響きがしっかり伝わってくるピアノで是非弾いてほしいな。
また全然違って聴こえると思うし今でも良いけど見栄えもさらに良くなると思うんだよなあ。

と思うので是非機会があればまたやってほしいな、作間くんもまた猪狩くんに曲作ってもらってやりたいみたいだし。お願いしますね。

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