初めてのオンライン大会 備忘録

 こんにちは、タラレバです。この度、コロナの影響で始まったオンライン大会に初めて参加してきました。フォーマットは完全戦の通常選択。4か月ほど握り続けた魂のデッキ✟毒鏡✟で全てを破壊してこようと頑張ったレポートです。自分のための対戦備忘録。では振り返っていきます。

分布表

 まず、どういった面々が並んでいたのかというところから。以下のツイートをご覧ください。

 やはりハツミは多いですね……。嵐と新型がいなくなってからというもの、シーズン5後半の大海原を楽しく航海しているようです。実際、暴力的な二人がいなくなったことで、純粋なビートダウンに対する圧倒的な耐性とレンジロック性能から、パワーが元々高かったことが今になってきいてきています。
 この中でもあからさまに目を引くのは第三試合。刀騎、傘櫂とどっちが上がってきても地獄。先のことは気にしても仕方がないと初戦の相手に目を向けると……えっ!?旗絡繰!?


驚きの一戦目

 そりゃあ、大会に出るので多少検討はしたんですよ、毒鏡マジで耐えてるか?って。刀騎はマジでゲロだが忍櫂はなんとかなってるしまぁじゃんけんやな!行くぞ!とね。そしたらびっくり、目の前にはびっくりドッキリメカがいました。 いやそんなマッチ検討してないって……。

デッキ内容は以下の通り。
通常:爪 咢 歩法 苦無 遁術 針 毒霧
切り札:わらべ 流転 星の海

対戦相手のひのきさんは、びくご軸でデッキを組んでいました。

 運よく先手を取れたので、初手でマヒを送って1ターン目とるねーど素置きをけん制。そのまま相手は進んできて、2ターン目に共振を打って間合い8でしゃがんでくれたので、集中2と歩法で4に着地しフルコンボ。4点とる。
 相手は、そのフレアでこの旗をライフに通し、りふれくたーを脅威の納6に。しゃがまざるを得ない状況に。とはいえ元々殴り終わったらしゃがむので大したものではなし。
 そのままちまちま殴っていたら勝ち。相手が普段は身内のみでの対戦でまともな大会は初めてとのことで、少しデッキの中身について感想戦をしながら解散。


ゲロの二戦目 刀乗騎

 ぐ、ぐえ……検討していた中で一番来てほしくないマッチアップになってしまった。とはいえ、爆速なアグロデッキであり、相手をバグらせることも多々あるデッキなので、あきらめずにデッキを組んでいくことに。

デッキ内容は以下の通り。
通常:爪 咢 歩法 意思 苦無 遁術 毒霧
切り札:流転 祟り 星の海

 意思の枠は本当の本当に最後まで悩み倒し、相手に刺さる毒針にするか、不利マッチをワンチャン破壊するしゃがみ札の鏡の悪魔にするか、それとも意思にするか、そもそも勝つのであれば後攻をとらないと話にならないと判断し、後攻初手で強い意思を選択。

 そしてなんと、じゃんけんにかち後攻を手に入れた。

お相手、結城さんのデッキは以下の通り
通常:斬 一閃 柄 WE BS TS SC
切り札:浮船 AE オメガ

 お相手の初手1宿しスタートからの、こちらも意思で相手の宿しをなかったことにして実質畏縮を与えながら宿しを行うことに成功。そのあと毒霧で弛緩を選択、どう行動をとるか確認。
 相手は3宿からの、弛緩即吐きで10でしゃがんでエンド。こちらは3前進から、流転でTSと切り札枠を交換。その次のターンでフルコンボを叩き込み、4点奪いとる。その後はしゃがみ合いが続くものの、こちらが二巡目ラスト、手札に赤がそろった段階で相手の切り札の浮舟とAEが見えており、相手の燃料とリーサルのことを考えると切り札はオメガであると判断、浦浪の線を切って無理やり残り4点から咢、意思、苦無、星の海を通して勝ち。切り札を丁寧に読み切り、リーサルを見つけたのが偉かった。それと意思が死ぬほど偉かった。毒針はリーサル場面だと意思とほぼ同じ働きしかしないので、やはり意思はえらい。誘導なだけはある。
 ……正直月影が落ちただけであっというまに負ける可能性のあるマッチであり、本当に冷や汗をかいた。

悪夢の決勝戦、銃櫂

 いま思い出すだけでも悪夢のような対戦だった。なんと先行4ターン目で勝負が決まってしまったからだ。
 正直、準決勝を抜けた瞬間は「初ゆらりび、いただいたぜ!」と思っていたのだ。
 そもそも、もう一方の準決勝の対戦カードは書旗(!?)VS銃櫂。どう考えても反論と四季を抱えている前者の勝ちであり、前者と決勝で当たる際はどうとでもなると思っていた。
 しかし結果はどうだ、目の前に銃櫂がやってきた。……は?
 ピコン。決勝戦のVCがつながった。対戦相手はSYACHIさん。
始まる直前、私はつい、こう口をこぼした。

「よく抜きましたね……。ガン不利だったのでは……?」
「……いやいや、そちらもよく抜いてきましたね」

 そうだ、私も刀乗騎とやっていた、相手も明らかに刀乗騎が上がってくると予想していただろう。相手にとってお互い不足はない。
 私も1月から始めた初心者ではあるが、4か月ほど狂ったように毒鏡デッキを握り続けてきた。このデッキの知見だけでいえば、だれにも負けない自信がある。相手もきっとそういう経験をたくさん継いでいる猛者なのだろう。

「そういえばよく大会には出られるんですか?」
「あーいえいえ。今回が初めてで。身内とやっていたんですが、オンラインなら参加できるなーと」

 頭がはてなマークでいっぱいになる。どうやら大会には頻繁に顔を出していなくとも研鑽を積んでいるプレーヤーは、私が思っているよりわんさかいるらしい。

ビビりながらも完成したデッキはこうだ。

通常:爪 咢 歩法 意思 苦無 毒霧 抜き足
切り札:流転 祟り 星の海

いうて、負けることはないと思っていた。なにせ毒も鏡もそれぞれ銃に有利が付く。毒霧も祟りも意思も銃にとっては激痛だ。

相手のデッキは以下の通り。
通常:シュート マグナム RF バクドラ バクステ 強酸 水雷球
切り札:オヨギビ レバレ スカイマ

相手が先行、1前進でエンドした。こちらはオーラ5で保持しつつ毒をおくるため、集中と伏せで2前進、そして毒。選んだのは弛緩。ハンドに意思を抱え、レバレマグナムRFの流れはバカにしてやると意気揚々だった。

しかしお相手、かなりお上手、フレア0なのを確認すると、バクステからスタート、そのままマグナム、RFとつなげることでこちらの意思を打たせることなく2点とられ、そのままシュートの追撃、3点もらう。その後、弛緩毒を吐いてエンド。

とはいえ、こちらも黙ってはいない。意思はこの巡目では使い物にならないとこれを伏せて前進し、フルコンボをあてて4点奪い取った。その後、弛緩毒と畏縮があるためお互いしゃがみあい。

こちらとしては、7点あって祟り神もあればさすがに死なないから、返しで星の海リーサルで勝てるだろうと踏んでいた。しかし、現実はそうではなかった……。

相手は、たまったフレアで再構成からスカイマ、バクステで山を引き切り、バクドラオヨギビの3点を通されて再構成できずに負け。ちなみにマグナムの段階で祟りを吐いて止めていたとしても、まだ手札に強酸とレバレが残っており、あえなく爆発した。
とはいえ、対応吐くタイミングを逃している時点でカスなので、これは大変反省しないといけない。あと、ハンドもなかったので相手が意思や契約ケアをする必要がなかったのも大きい。

 こうして私の初ブラックゆらりびの夢は、儚く潰えたのだった。

総評

 私が下手で、相手が上手くかつ運のめぐりあわせもあり負けた。刀乗騎で上振れを結構引いていたし、まぁ残当。

 とはいえ、負けた瞬間はマグナムのタイミングで祟りを吐かなかったことに発狂し、「下手~~~~~~~!!!!!!!!」と大声で叫んでしまい、マジでマナーが悪かった。反省している。

 DDTのそれにしろこれにしろ、決勝までは結構いけるのだが、初優勝はまだまだ遠いようだ。研鑽していきたい。
 シーズン6になろうが、私は毒鏡というアグロヤクザデッキのことを心の奥底から信用しているので、この二人に添い遂げられるよう、もっと勝てるミコトになりたいと強く願う一日であった。

 ところで毒鏡、かなり現環境ならパワーの高いほうの部類に入ると思うのだが、私と私にこのデッキを教えてくれたクリヤスさん以外が使っているのを一度も見たことがない……。どうして……。




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