僕がFaceRig+ Live2Dを選んだ理由

月見ねぎとろさんと歩きながら話してるときに聞かれたけれど「ノリと勢いで始めたから」というなんとも適当な答しか返していなくて流石にアレだと思ったのでまとめます。

VTuberを始めた経緯

魔王マグロナちゃんがバズった際に「恋声を使えば僕もショタボになれるのでは?」と考えた。「ケモショタアバターに恋声のショタボを合わせてVTuberやったらいいんじゃね?」と言う発想でテンションが上がってしまい、手グセでLive2Dアバターを作成。アバターを作りながら運用方針やらスタンスやらキャラクター設定を考えた。「完璧を目指すよりもまず終わらせろ」で、胸から下が無く、服の塗りや仕上げの甘いアバターができた。ナナホシすずのように手を振ったりできるのを完成形と考えていたが、動かしてみたら案外良かったこと、あまりにもアバター作成に時間をかけてしまっていてこれ以上煮詰めようとするとキリがなくいつまでも動画が上げられないと感じたためリリースを決心。最初の動画のアップに至る。

当初のモチベーションとしては「僕にだってVTuberくらいできる」と、自分のスキルを証明してやろうというものが大きかった。

FaceRig+Live2Dを選んだ理由

「そのうち使うかも知れない(先見の明)」とばかりに、もともとSteamのサマーセールでFaceRigとLive2Dモジュールを購入済みだった。

イニシャルコストの少なさ。もともとノリと勢いで作っていて、最初の動画までの時間がかかる方式ではそこまでたどり着けないリスクが大きかった。

また、HTC Viveのようなトラッキングのできるデバイスや環境がなく、それらの導入はあまりにもコストが大きかった。また、XBOX360用のKinectを持っていたが、Windowsで利用できるとは認識していなかった。

3Dモデル作成の知見の無さ。VRChat用アバターを作成したことはあったが、表情やリップシンクを仕込んだことがなく、苦戦を強いられるのが予想された。

一方、Live2DであればペイントソフトやFlashやMohoのようなキーフレームアニメーション作成ソフトの知見を活かすことができた。

魔王マグロナの影響。「自分のキャラをLive2Dで動かして声つけたら簡単にVTuberになれる」と聞いていたので。

ナナホシすずの影響。シテイルチャンネルでナナホシすずアバターが褒められていたので「できらぁ!」と思って自分でも作ろうと思った。

これはあと付けの理由だが、表現力の問題。FaceRigによる「目、口、まゆ、胸から上の姿勢」のトラッキングと、Viveによる「頭・両手のトラッキング」を比較した場合、動画の内容によっては前者の方が伝えられる情報量が多く「そこにいる感」が出せると判断する。

もし別の方法を選んでいたら

たぶん最初の動画を上げるところまで行かなかったと思う。

VRChat用3Dケモノアバターを作る→VTuberデビュー という流れもあり得たかも知れないが、当初の企画段階の発想では、一旦VRChatを経由するのはロスの大きい遠回りだった。

課題

FaceRig+Live2Dを採用していることによる課題を挙げる。

プレゼンっぽい内容の動画を作っているが、手で資料を指し示したりできない。

動画の最後に手を振ってお別れすることができない。

まとめ

一言でいうと、あくまで「恋声でショタボで喋るアバター」という出自だったからということです。

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