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「野中通信」に学ぶ

横浜の野中信行先生から「野中通信」の12号が届きました。
野中先生は、自分の実践を振り返りまとめるために通信を書かれています。その通信を希望者に無料で送っていらっしゃいます。不定期ですが何と無料なのです。本号で12号となります。これまでに多くのことを学び、社会科授業に取り入れてきました。野中先生と出合わなければ、授業システムを変えることはなかったと思います。

さて、野中先生は、通信12号の中で、研究大会での公開授業は「見栄えの良さ」を演出する授業ショーだと書かれています。
本当にそう思います。教師の出番がほとんどなく、生徒の発言や活動が中心の授業なのです。つまり、生徒の主体性が重視されているのです。 

このような授業を生徒はどう受け止めているのでしょうか。
「見栄えが良い」授業は、できる生徒のとっては楽しくやる気が出るでしょうが、勉強が嫌いな生徒や発言が苦手な生徒にとっては、ついていけないものになるのです。

野中先生は、すべての生徒を授業に参加させ、やる気を出させるために「小刻み学習法」を提案されています。
「小刻み学習法」とは、インプットとアウトプットを小刻みに繰り返していく学習法のことです。子供たちの発言や活動にフォロー(ほめたり、認めたりなど)を入れながらすすめていくものです。

大切なことは日々繰り返される日常授業を「見栄え良く」しようと考えるのではなく、生徒のやる気と達成感を味わわせる授業へと変えることです。
このような教師の意識変換こそが、学力向上へとつながるのだと考えます。

多くの先生たちに野中先生の書籍やブログで学んでほしいと思います。
野中先生のブログはこちらです。