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3つの「きく」

「世界一トヨタの人づくり50の知恵」(若松義人 大和書房)に,
3つの「きく」が紹介されていました。

➀「聞く」…報告などに受動的に耳を傾ける
➁「聴く」…自分の意思で積極的に傾聴する
③「訊く」…質問して隠れた本音を引き出す

教師力向上のために,この3つの「きく」はとても大切だと思います。
➁「聴く」は,公的研修会で受動的な態度で臨む教師がいます。後ろのほうに座り,居眠りをしたり,おしゃべりをしたりする教師もいます。これではダメです。100%無駄な研修会はありません。100の話の中には1つは学ぶべきことがあると思います。この1つの学びを逃さないためにも,積極的に聴くことが大切です。
③「訊く」は,道徳授業ではとても大切です。単なる質問(発問)では,生徒はきれいごとしか言いません。また,教科書の言葉を借りて答えます。生徒が自分の言葉で言い,本音を言うような優れた発問をつくることが大切なのです。