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昭和50年ごろ教育課程

私は昭和37(1962)年生まれです。
私が中学生の頃の教育課程を調べてみました。昭和44年改訂で昭和47年実施に該当します。
その結果から,こんなことに気づきました。
①昔は,国語教育に力を入れていた。
②昔は,社会科の公民科教育に力を入れていた。
③昔は,3年の技家が3時間もあった。
④現在は,理科教育にも力を入れている。
⑤現在は,全学年の英語教育に力を入れている。
教育課程から,その時代の子供をどのように育てるかということがうかがえます。
私が中学生の頃を思いだすと,現在とは全く違う授業を受けていました。
①多くの知識を身につけさせる詰め込み式の授業だった。
②基本的に教師主導の一斉授業だった。
③もちろん,デジタル教科書やタブレットもない,紙の教科書中心の授業だった。
④英語では,ALTは不在で日本語風の発音の授業だった。
このような授業を受けてきた私がどんな大人になったかと言えば,常識的な教養や語彙力や読解力も身についていると思います。
となれば,昔の教育が良くなかったとは言えません。
むしろ,知識をしっかりと身につけさせられたことで,大人になって役に立ったと実感したことも多いです。
私が中学生の頃の一斉詰め込み授業と現在のアクティブラーニングやICTやなどを取り入れた最先端の授業では,簡単に比較はできません。
しかし,自分自身を振り返ると昔の教育課程や授業形態もまんざら悪くなかったと思えてなりません。(もちろん,授業は嫌いでしたが)
全国学力調査の結果が出て,語彙力や読解力が課題であることが報告されていました。
もう一度,国語の授業時数や一斉授業や知識の大切さを考え直す必要があるのではないかと思います。

教育課程