見出し画像

世界を切り取る力

北海道の堀裕嗣先生が道徳の授業の自主開発教材についてnoteに書かれていました。
なかなかうまい表現をされていたので紹介します。
それは,
「世界を的確に切り取る力」という表現です。

今までに,道徳授業の自主開発教材している多くの先生から学んできました。
その中でも,さすがと思う先生には,「世界を的確に切り取る力」があります。
その力が不足している先生の道徳授業は,情報を詰め込み過ぎていてるように感じます。
ねらいに近づけたいという気持ちが強いため,そんなことになるのかもしれません。
その結果,発問や指示が多くなってしまうのです。
また,生徒の活動(考える,書く,発表する,聴く)の時間が短くなるのです。

堀先生も書いていますが,
「世界を的確に切り取る力」がある先生は,少ない発問で,生徒の思考を刺激して広く,深く考えさせるのです。
「世界を的確に切り取る」ためには,教師の「観」が重要となるのです。
「観」とは,見方や考え方のことです。
「観」がしっかりとしているからこそ,ブレずに的確に切り取ることができると思います。
つまり,教師の「観」に基づいた道徳授業はシンプルなものになるのです。