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タンゴ再開

アルゼンチンタンゴというペアダンスを約二年習っている。

ちょっといろいろあって(タンゴ界は狭い)半年ほど休んでたけど、
会社の隣駅にレッスンを見つけたので行ってみた。
毎週月曜日の夜、また楽しい日々が始まる。

アルゼンチンタンゴ習ってます、っていうと大体こうなる。
なんかこう、クラップするやつ?
ーちがうよそれはフラメンコだよ。
あ、社交ダンス?
ーううん、アルゼンチンタンゴはソシアルとちょっと違うよ。
このやり取り今までの人生の中で何億回もやってきた、アルゼンチンタンゴあるある。認知度が低め。

私が最初に始めたのはたぶん27歳の時。もともとタンゴという音楽が好きで、こういうジャンルがあるというのは知っていた。中学生の時に町立図書館で借りてきた「image」のおそらく一枚目、ヨーヨー・マのリベルタンゴだった。哀愁のメロディと迫るリズムが好きで、よく勉強しながら聞いていたな。

心の中にタンゴという音楽がありながらも、それを実際にどうこうしたりしないまま時が過ぎ、社会人になって趣味を模索していたところ。
テレビで何気なく聞こえた曲に妙に引き寄せられてハッとなった。
アストルピアソラ特集だった。
そこで一気に思い出した私は、何かにとりつかれたように携帯でレッスンを探していた。

今まで3か所のダンス教室を体験して、今回始めた月曜日は4か所目。
サロンではなくどちらかというと人に魅せるためのショータンゴのような踊り方。高いヒールを履くのも好きだし、幸運なことに足が長いと褒められる私にはこっちのほうがあってる気がする。
私はもともとバレエを少し習っていたし、大学生の時にはサークルでHip-hopやLOCKダンスを踊っていたので、人前で踊ることに抵抗感はないほうだと思う。ただ、初めてダンスに触れる人にはここが特にネックなんだろうな~、特に男性。アルゼンチンタンゴは男性の人口が少ないのでほんとみんなぜひチャレンジしていただきたいんですよ。よくぜひぜひ~!っていうんですけど、私はやみくもに誘わ(え)ない。理由は変人しかいない(あくまで変わった人って意味)ってことと、タンゴってすごく悲しみとか葛藤とか抱えたダンスなんです。その人間としてちょっと暗い部分がダンスとなって表れるのがアルゼンチンタンゴだと思ってて。そこが私の言う「変わった人」につながると思う。
わーい!たのしー!って踊るなら、サルサをお勧めします。私は。

明日もタンゴ。楽しみにして日曜を終えます。ふふ

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