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大晦日はミッドナイトアクション

明けましておめでとうございます。
今日は、大晦日にダマヌール日本でやったミッドナイトアクションをご紹介します。廊下の窓はカーテンがない素通しのガラス窓で、木々が見えて素晴らしいのですが、これからの寒さに備えるために、古障子をリサイクルして窓にはめ込むプロジェクトを3チームに分けて行いました。

私たちのグループは大きな窓と小さな窓を担当することになりました。
小さな窓に使う古障子は桟が取れたり、割れたりしていました。桟を綺麗に拭いて障子紙を貼るときは、年配の女性3人の掛け合いがおかしいと、笑い転げている人がいたので、みんなもつられて笑いだし、久しぶりに大笑いしました。長い廊下に笑いのエネルギーが満ちていました。

障子は少しキツキツですが、削ることをせず、力持ちがぎゅっとはめ込み「これで良いですよ!」と。おおらかな人なので「桟がないところもお愛嬌」として完成。それから、お節介にも、試行錯誤していた隣のグループも手伝いました。隣のチームは古障子がないので、角材で障子枠を作っていました。桟は真ん中に一本のみ。

ところが他のグループの様子を見に行った人は、帰ってきて「欠けている2箇所の桟があった方が良い」と提案します。見に行くと、なるほど、私たちより丁寧に作ってあったのです。桟を付け加えることにしました。障子紙がカッターで切れないように注意をして、出っ張った桟を削り、2箇所に桟を入れました。

そして、大きな窓ガラスを担当した人たちに合流しました。古障子枠と新しい枠を合わせて、タッカーで留めて工夫をしていました。タッカーは木材用ホチキスのようなもので、初めて見て初めて使いました。上下に枠があるとしっかりするので、鋸で木材を寸法に切って桟を作りました。上記写真は糊にプラスチックの障子紙が中々のらず、シワになってしまいました。(^-^)

障子の細長い紙の部分には、ポポロのサインを入れて、元日に完成させました。長い廊下はガラスだけの窓と違って暖かいです。
「できない」「無理」と思っても、実際にやってみると楽しくできちゃうんですね。「案ずるより産むがやすし」を学んだミッドナイトアクションでした。みなさんも暖房ばかりに頼らず、創意工夫で、心まで暖かい冬をお過ごしください。

イタリアのダマヌールでは、ミッドナイトアクションとして神殿の中で作業をして、神殿の中で新年を迎えます。

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