デッキ構築記事 ゼブライカコントロール

  みなさんこんにちは！今回はJCSでやみねこーさんに使ってもらったゼブライカコントロールの紹介をしていきたいと思います。かなり既存のデッキとは異なるタイプの特殊なデッキであるため記事にさせていただきました。

■ゼブライカコントロールとは

   ゼブライカコントロールとは、海外で結果を残しているデッキで簡単に説明すると、ゼブライカで山札を圧縮しながらヌケニンの付いたヤレユータンで山札を作り相手にサイドを取らせないで相手の山札切れを狙うデッキです。相手のグズマとブロアーを使い切らせれば相手のサイドを取る手段がほぼ無くなり、サイドを取り切られることができなくなり、勝てるようになるというデッキです。

■環境考察

    まずはこのデッキをJCSに向けて調整していこうとなった理由をJCSの環境予想と一緒に説明していこうと思います。
   今回のJCSでは、レシリザが他のデッキに比べてパワーが高くかなりの人が使ってくると思いました。さらにプレシャスボールが出たことや、様々なデッキに対するその対応力の高さからこの2つのデッキがJCSの半数以上を占めるのではないかと思っていました。しかし、今の環境はルガゾロやレシリザ以外にもピカゼクやガブギラなどの多種多様なデッキがあり、レシリザとルガゾロにだけ勝てるデッキでは勝ちきれないかなと思いました。さらに新弾発売日からそんなに期間が無いことから、2日目の決勝トーナメントはBO3であることから、メルカリhandなどのLOや特殊勝利のデッキがいつもより多い可能性があることや新弾のカードを使った今までにないデッキも必ずあると予想していました。以上のことから、JCSで使うデッキは最低限
・ルガゾロとレシリザに対して勝てる
・苦手なデッキが少ない
・handに勝てる
・初見デッキにある程度対応できる

この4つが必要であると考えていました。
   そして、ゼブライカコントロールはこの4つの全てを満たしていました。
    まず、ルガゾロに対しては相手の盤面に縛りやすいポケモンが多く、エネルギーも特殊エネルギー主体でかなりエネルギー破壊がしやすいことやグズマが多く入っていないことからかなり有利であり、レシリザもルガゾロほど有利ではないですが、相手がサイドを取りきるプランがかなり少ないためそこそこ有利です。
    次にこのデッキは自分のゲームプランがかなり明確であり、対策もデッキに特殊なカードを入れるなどの構築段階で対策しない限り確実に有利になることは無く、初見で対策してくる人は余りいないだろうと考えていました。
   さらに、handに対してはめちゃくちゃ有利であり、基本的に負けることはないレベルで有利であること。
    最後にこのデッキ自体が自分のやりたいことをひたすらやり、相手の盤面にあまり干渉しない事から、自分の目指す最終盤面を作ることが出来れば勝てることや、デッキの性質上最初の方にどれだけプレミしてもだいたいなんとかなることから初見のデッキに対しても立ち回れると思いました。
    また、2日目に残ることができれば元々BO3用のデッキであるこのデッキは他のデッキよりも2本目や3本目を取られにくいという点でもかなり魅力的でした。

■このデッキの調整前の課題

    ここからは、かなり不利なデッキも少なくルガゾロなどに対しても強いこのデッキが何故日本では全くいないのかという点を説明していきたいと思います。
    このデッキが流行らない最大の理由は25分で終わりきらないという点です。海外で結果を残している型はBO3が前提であり、山札を削る手段がないため、25分で試合を終わらせることができず日本では勝てないと思いました。

以上が無料部分となります。有料部分では25分で終わらせるためのデッキレシピや採用理由やデッキの回し方を中心に解説していきたいと思います。

各デッキのアプローチの方法なども書いてあるので、このデッキを使わない場合でももし、このデッキと対戦した際に相手のやるべき事などがわかるため、対戦時にかなり参考になると思います。

それでは有料部分に続きます。
無料部分のみ読んでくださった方もここまで読んでいただきありがとうございました。