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地方は学校が無くなっていく

先週も友人の高校の校長から依頼されて、

静岡県の県立高校の学校評価委員会に出席しました。

委員会の資料を見て驚きました。

静岡県の東部の15歳人口は、この先10年間で4割減少します。

最初はデータの間違いだと思ったのですが、県が出している資料だから間違いはありません。

東京都の23区内で仕事をしていると、人口減少は実感しません。

しかし、地方に出張すると、人口減少を実感します。

駅前からバスに乗ろうとすると、バス路線の廃止のお知らせが目に付きます。

運転手不足と乗客減少で採算が取れなくなったのでしょう。

学校の統廃合のお知らせが目に付きます。

生徒の減少で学校も維持できないのでしょう。

われわれの年金を支えてくれる若年層がこれだけ減少すると、

この先の高齢者は、年金に頼れなくなるのは目に見えています。

自分の老後は、自分で支えろということでしょう。

定年が65歳から70歳に延長され、年金をもらえる年齢も70歳からになるのでしょう。

学校評価委員会の議題も生徒募集が喫緊の課題です。

県立高校の教員は、公務員だから失業しないと思っているのでしょう。

多くの教員は、生徒が減れば仕事が楽になると思っています。

こんな教員に教えてもらっている生徒はかわいそうです。

私立高校の教員は、自分の人生がかかっているから必死です。

東京都内と違って、転職できる私立高校が少ないです。

中学校訪問や塾訪問をやっています。

自分の飯のタネは自分で稼ぐのが基本です。

学校はサービス業です。

生徒や保護者の満足度をどれだけ上げるか?

競合校といかに差別化するか?

そんなアドバイスをすると、県立高校の教員からは嫌がられます。

仕事を増やすなということです。

私は高校からは義務教育では無いのですから、やる気のない教員の集まる公立高校は廃止して、生き残りをかけて努力を続けている私立高校だけにしたら良いのではないかと思います。

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