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コンクリートジャングル

お昼ご飯は、ほとんど買った弁当で済ませます。

職場から歩いて3分くらいのところにお弁当屋さんが2つあります。

1つは古びたお魚屋さん。老夫婦がやっています。

もう1つは新しいお弁当屋さんです。

そこでお弁当を買って、自分の席で済ませます。

会社のビルを出ると、本日は真夏の暑さでした。

焼き付けるような太陽に、アスファルトが熱せられています。

周りはビルだらけですからコンクリートジャングルです。

うだるような暑さです。

ふと、故郷の静岡を思い出しました。

故郷の静岡を出て40年近く経ちます。

静岡にいるときには、こんな東京のど真ん中で働くことなど考えていませんでした。

富士山の湧き水はとても美味しかった。

新鮮な魚も食べることができました。

海も近いので海水浴にも行きました。

コンクリートジャングルの中でも、故郷のことを思い出すときがあります。

会社の周りには、一室が何億円もするタワーマンションがたくさん建っています。

たとえ私がお金持ちになったとしてもタワーマンションには住めません。

田舎の出身の私は、都会に住むことができません。

緑がない場所や隙間なく住宅が並ぶ場所では息苦しくなるからです。

だから、今でも片道1時間40分かけて、茨城から通っています。

62歳になった現在、故郷のことを思い出すことが増えてきました。

歳を取ったからでしょうか?

しかし、故郷を捨てた私は、故郷に帰って住むことができません。

たまに、故郷に恩返しをするためにボランティアで仕事を受けています。

せめてもの罪滅ぼしです。

それが自己満足でも良いです。

死ぬときの後悔を少しでも減らしたいです。

65歳の定年まであと3年と9カ月です。

こんなコンクリートジャングルで仕事をするのも数年です。

一生懸命働くしか能が無かった私です。

まずは、最後まで仕事をやり遂げることしかありません。

サラリーマン人生の最期は、お金でもなく、出世でもなく、業績でもなく、

「あなたがいて良かった」と言ってもらえれば幸せです。

頭に浮かんだことを書いてしまいました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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