大豆ミートは肉じゃない問題
やっぱ肉じゃないんだな・・・
大豆ミートを肉料理の代わりに使用してみていますが、ときたま残念な料理になることがあります。つい最近だとハンバーグが絶望的でした。
今回は、大豆ミートでうまくいく・いかないの傾向や敗因を振り返って、大豆ミートの活躍の場を模索していきたいと思います。
大豆ミートとは
本編に行く前に、大豆ミートとは何かに一応触れておきます。
知らない方も名前やここまでの説明からも想像つくと思いますが、原料が大豆由来・植物由来で作られた「お肉のような」加工食品です。
最近ではスーパーで売られていることが普通になってきており、メーカー・種類が増えてきています。
また、保存がきく乾燥タイプや戻しの手間がかからないすぐ使えるタイプが売られており、形状もミンチのようなものから、フィレタイプなどがあります。
大豆由来なので、高タンパクなのに低カロリー、グルテンフリーなど食材として優秀なところがあります。
我が家では、イオンスーパーが近所のため以下の商品をよく使用します。
大豆ミートでうまいもの・まずいもの
では、本題ですが率直にこれまでの経験上で料理がうまかったものとまずかったものを振り返ってみます。
うまかったもの
ドライカレー
肉味噌
唐揚げ
煮物
まずかったもの
ハンバーグ
こちらを見て「なんだ、ハンバーグだけじゃん」、と思った方々にお伝えしたいのは、肉を食べないことを後悔するほどの残念な味だったという点です。そして、この記事を起こそうと思い付きました。
そして、ショッキングなのは大豆ミートのパッケージの裏には、ハンバーグのレシピが書いてあるということです!(メーカーさん、後述でフォローしますので・・・)
敗因分析
結論から言いますと、大豆ミートを「単純に」肉の代わりと思ってはいけないということでした。
具体的には、以下の2点です。
大豆ミートのレシピを守らなかった
早速メーカーさんのフォローになってしまいますが、記載されていたレシピにはデミグラスソースをたっぷりかける手順になっていました。
今回1歳の子供のおかずにもと思って、味付けは薄め、ソースはケチャップのみとしてしまいました。結果、大豆の臭みが際立つハンバーグになってしまいました。肉の旨味に頼る味付けをしてしまった
上記1と同じことなのですが、普通の肉ハンバーグと同じ感覚で、ハンバーグそのものの旨味がうまく出ているものと勘違いしてしまいました。
どうすりゃいいの大豆ミート
ここまでやんわり大豆ミートをディスってきましたが、料理は工夫して美味しくするのが楽しいわけで、材料の善し悪しを責めてはいけませんよね。
先述の通り、美味しかったレシピもあるので、成功・失敗両面から解決策をご紹介します。
1.濃いめの味付け・ソースで臭みを封じる
いきなり邪道!と思われるかもしれませんが、ちゃんと他の方法もご紹介するのでご安心を。とは言え、この方法が一番手軽で、また料理によっては自然とそうなるものもあります。
食感としての肉の代わりに期待して、思い切ってパンチの効いた味付けで楽しむのもいいかもしれません。
2.大豆ミートに出汁やスープ、調味料をしっかり吸わせる
少し手間がかかりますが、下準備として大豆ミートにしっかりと味を染み込ませてから調理することをおすすめします。
また、大豆ミートは使用するときに、しっかりと水気を絞る手順がありますが、ここで容赦なくしっかり絞ることも重要です。そうすれば、味をより一層吸い取ってくれます。
今回失敗したハンバーグであれば、コンソメ(我が家は野菜コンソメ)やハーブに大豆ミートをつけておいて旨味を作っておく下準備の工夫が必要でした。振り返れば、これも自然とできている料理もありました。
この下準備が、大豆ミート料理の勝敗を最も左右するのではと思っていますので、ごまかしの効かない料理の際はひと手間必要になるということを思い出してみてください。
さいごに
料理素人が偉そうに書いてしまいましたが、ハンバーグの失敗を通して私が学んだことを述べて終わろうと思います。
大豆ミートは確かに肉のレシピの代打として登場するものの、材料としてのアイデンティティはお肉のそれとは異なることを理解すべきだと考えています。これは、お肉だって鶏・豚・牛を使い分けていることを考えれば当然ですよね。
その上で、大豆ミートでは引き出せない旨味を足すことや、大豆ミートが持つ味を活かす調理法を改めて知っていく必要があると気付かされました。
執筆しているレシピ記事では、このことを念頭において美味しく・手軽な料理を引き続き書いていこうと思います。
今回は、私の失敗からの学びにお付き合いいただきありがとうございます。
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