好き日記|海堂飛鳥とであう夜に

君があまりに無防備に

世界と交わって見付けるもの

君に出会うまで  ほとんど永久に

宇宙の裏側に隠れていた輝きが

命を宿して  ほほえんでいる

硬くて鈍い夜に差す  ひとすじの星として

まあたらしい引力を見上げるとき

私は地球の歴史を離れる

新鮮な光を  この身に反射させながら

柔らかな、青い世界に漂う夢

海にも空にも  染まらないだけ育った私の

輪郭を撫でていく  優しい青

きっと夢でも  確かに見た夢


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