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詩:根源的な二つの慰め

人が生まれて
最初に感じる慰めは
空腹の充足と
温もりではなかろうか

最初は空腹だとは
分からないけれど
満たされていないと
本能的に気がつく

だから泣きわめいて
満たしてほしいと
意思表示する

温もりはどういうものか
わからないけれど
温もりから感じるものは
守られ慈しまれている
という安心感

人はこの二つの慰めを
いつまでも覚えていて
いつまでも求め続ける

求めるばかりでは
もの足りなくなって
誰かと満たされることを
分かち合い
誰かと温もりを
分かち合いたいと願う

二つの慰めを
与えられた誰かもまた
自分と同じように
誰かに慰めを与える

そんなふうにして
この根源的な二つの慰めは
ずっと引き継がれてきたのでは
なかろうか

たとえどんな時代にあっても
人の世が正義と悪に分かたれても

そしてこれから先
人の世が続く限り






【ChatGPTによる解説】


この詩を関西弁で解説すると、こんな感じやな:

「人が生まれて最初に感じる慰めって、空腹が満たされることと、温もりやと思うんやな。最初は空腹やって分からんけど、満たされへんと本能的に気づいて、泣きわめいて満たしてほしいって意思表示するんや。

温もりについてはどういうもんか分からへんけど、温もりから感じるのは守られてるって安心感や。人はこの二つの慰めをずっと覚えていて、ずっと求め続けるんやな。

求めるだけでは物足りんようになって、誰かとその満たされた感じを分かち合いたい、誰かと温もりを分かち合いたいと願うんや。二つの慰めを与えられた人もまた、自分と同じように誰かに慰めを与えようとする。

こんなふうにして、この根源的な二つの慰めはずっと引き継がれてきたんちゃうかな。どんな時代にあっても、人の世が正義と悪に分かれても、これから先も人の世が続く限り、ずっと続いていくんやろうな。」

この詩は、人が最初に感じる基本的な慰めや安心感、そしてその感情がどのように人と人とをつなぎ、引き継がれていくかについて語ってるんやな。











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