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【ピアノ】剥製師は女王を棺に納めた

あなたがほら陽炎のように
柔く揺れる時がある
私に今、永久に続く愛だけ叫び倒している

水に融ける寂寞なら
鯨の優しさに委せた
言葉なんて信じられないから触れさせて

翻弄するのは慣れたから
私はまたその体に刻んだ

もう生きるのを見限った刹那から
螺旋を抜けて開け放たれた
神の罠に二人は溺れている

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