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体内にある海を維持する「塩」の重要性

骨盤矯正・ボキボキ手技・ストレッチを
一切やらない異色の整体師トリプルKです。

前回、塩と人体についてのお話をしました。
今回も引き続き、塩の重要性についてお伝えしたいと思います。

※ここで言う塩とは、「自然塩」のことです。

【お礼】
「MOHEMI」さんの画像を頂戴しました。
海中から太陽を見上げた写真は、海に包まれた感じでいいですね。
有難うございます。


地球上で初めて生命が誕生したのが海です。
最初の生物は、最も原始的な単細胞生物でした。

その後、単細胞生物から多細胞生物、脊椎動物、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類へと進化を遂げました。

この進化の過程で生物が海から陸へ上がった際、その体内に海と同じ成分を持って陸上へと上がりました。

私たち人間も同じように、体内に海の成分を含んでいるのです。


人の体は約60%が水分です。
ちなみに、赤ちゃんの頃の水分量は約80%です。

この水分の3分の2は細胞内に存在する細胞内液。

残りの3分の1は、血漿と間質液によって構成される細胞外液です。


この細胞外液はナトリウムや塩素(つまり、塩)などのミネラルを含み、海水と似た成分構成となっています。

60兆個ある人間の細胞は、言わば細胞外液という海に浮かんでいるのです。


また、細胞内液にもミネラルが含まれていて、主なミネラルはカリウムとなっています。

これら細胞内外のミネラルが常にバランスを取り、細胞内外の浸透圧(水を引っ張る力)を調整しています。

この浸透圧の作用で、栄養が細胞内に取り込まれたり、また逆に細胞内の老廃物を細胞外に排出しています。


体内にある体液は、一つ一つの細胞が正常に機能するために欠かすことのできない環境を形成しているのです。

その中でも、
塩は体の水分量と浸透圧を保つ為に、決定的な役割を果たしています。

塩が不足するということは、
このような物質の循環や生命維持活動に支障を来し、最悪は命に関わる事態も起こりかねないのです。


人が生きていく上で欠かすことのできない物、
それが塩なのです。

塩は体液の成分を海に近い状態に保つために必要なのです。

塩の重要性を理解して、適切に塩分を摂取しましょう。


前回の記事がまだの方はこちらもご覧ください。


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