見出し画像

鹿児島の指宿② 二月田温泉・殿様湯

みなさんこんにちは。こころです。

日本は温泉大国だなと思うのが、住民の方が日々集まる場になっている、歴史ある温泉に出会った時です。今回は、前回ご紹介した砂風呂の近く(車で20分くらい)、鹿児島の指宿(いぶすき)にある二月田温泉・殿様湯です。砂風呂でたくさん汗をかいたのですが、せっかくなので、しっかり水分補給して休んだら、こちらにもハシゴです。

鹿児島でお殿様?もしかして?と連想された方、あたりです!この温泉は篤姫でもおなじみ 第27代島津家当主 島津斉興により、天保2年(1831年)に設けられた温泉(移設されたそう)なんだそうです。島津家の温泉別荘跡ってことですから、ここに入れるなんて、なんか偉くなった気がしませんか?笑。

左は住居、右がお風呂です。左側の住居の入り口で入浴料をお支払いして、右の建物に入ります。右の建物には島津家の家紋が!見るだけでワクワクします。

画像1

入り口はこんな感じで、左が女湯、右が男湯になっています。連れの方を待てる椅子もあるのがいいですね。

画像2

入り口のところには歴代の島津の藩主の方のお名前が。

画像3

お風呂の写真は撮影できなかったので、いぶすき観光ネットさんのサイトから、以下の写真(↓)は借用させていただきました。お風呂にも家紋が。入浴しながら、ここに代々入ってきた方々はどんな会話をされてきたんだろうと妄想します。横では地元の方の楽しい世間話が聞こえてきて「どこから来たの?」と遠慮なく話はかけらたり。

そんな雰囲気の中でゆったり湯につかるひとときが、こうした温泉の醍醐味なんですよね。

画像6

外には、現在もかつての浴場跡がそのまま残されていて(結構雑に野ざらしなんですが)、風呂場の敷石や石造りの湯船、当時貼られたタイルがそのままで、市の文化財にも指定されています。

江戸時代にこんなにオシャレなタイルがあったのか、島津斉興も入浴したのかなとか、そのときは誰が一緒に入るんだろう、お殿様ひとりじゃ広すぎるよな、などと思いを馳せながら見てしまいます。

画像5

近づくとこんな感じです。こうしたものがずっと、大事に残されているのは島津家を大切にしている指宿の人の気持ちの現れなのかとも思います。

画像4

こうして歴史を感じながらの入浴もよいですね。歴史のお勉強はさっぱりだったので、正直全然よくわからないのですが、教科書で習うのではなく、こういう生活の中にあるものに接すると、ぐっと身近に感じられて、少し薩摩藩や島津家にも関心がでてきます。
今度機会があったら、仙巌園 や 集成館 にいってみようかな。

さて、次はどこの温泉にいこうかしら。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?