The Debutです
タイトルは振りです。
えーっと、Twitterアカウントをフォローしている方ならご存じかもしれませんが今年のはじめ頃は出力系がバグっていました。
すなわち、2022年1月1日から7日頃までツイートが微妙に躁気味にだったりツイートの削除が多かったりしたのには、本体が壊れ気味だったからです。
年始がいつになく忙しかったためでもありますが、ガチで体の調子が悪かったのが最大の原因で、体(身体)がやられると頭(精神)にもダメージが来る状態のまさに典型例でありました。
時計の針を少し戻します。
2022年1月5日の深夜。
いつにも増して「お尻が痛い」夜でした。
座っている時間が非常に長いため、腰痛、背中痛、坐骨神経痛(お尻の痛み)の危機と隣り合わせなのは避けられません。
この中で最も顕著にかつ早期に表れるのが三つ目。三つ目のお尻の痛みでして、普段から「お尻が痛くなってきたら、いったん立ち上がる合図」と思ってこれまで対処してきました。
他人《ひと》は言います、「良い椅子を買え」。
他人《ひと》は言います、「ジョギングをしろ」。
一理あります。一理あるのですが、この二つの意見は消極予防と積極予防であって、対処策ではありません。
なぜって、一番良い対処策は「座っている時間を短くする」ことなのですから。
椅子に関しては、絵描きさんほど前傾姿勢でいる時間が長くはなく、音屋さんのように座ったままの〝待ち時間〟も生じず、プログラマーやゲーマーのように座ったまま切れ目なく活動し続ける時間もなければ、そこまでお高い椅子を買わなくても良いと思います(※1)。最大の対処法は姿勢に注意することなので。
上記は一例です。細々と職種に言及すると長くなるので、あえて省いてあります。
※1:と書きましたが、良い椅子買えるのなら買った方がいいです。
話を戻します。
2022年1月5日の夜。いつにも増して「お尻が痛」かったのですが、よくよく考えてみると少なくともこの様な痛みは3日から続いていたことに気づきます。それが耐えがたいほどにまでなったのが5日の夜だったのです。
いつも寝る直前にお風呂に入るのですが、この時も痛みが続いており「これはおかしい」と恐る恐る指先でお尻の穴辺りを探ってみると……。
血豆のようにぷっくりとした腫れがあることを知ります。
よもや、これは座業の宿痾《しゅくあ》ではないか? と思い至りましたが、この時は患部は切れるものと思い込んでいたので、真っ先に考えたのは皮膚科で診てもらうことでした。
年明けに皮膚炎の定期診察へ行く予定があったこともあり、痛いけれどちょうどいいかくらいに考えていました。罹る《かかる》危険性があると承知でいながら。いざその可能性に立ち合うと事実から目を背けたくなるのが人情でしょう。
もっともこの時は「腫れ→炎症」という先入観が強く、以前にひどい腫れ物ができた折に皮膚科で処方された抗生物質(塗り薬)を塗ったら少し痛みが引いたためでもあります。
あ、さて。
日をあらためて7日に皮膚科へ赴きました。
いきなり結論から行ってしまいましょう。
皮膚科の先生は「痔だね。硬い便を長い時間力んで出そうといないかい」と端的に所見を述べられました。
運動不足とか座りすぎとかではなく(確認しました)、ごく個人的な習慣に起因するものだと告げれました。なんてこと……!
「これはうちじゃ診られないから肛門科に行って」
現実は容赦ありません。
かくして、2022年は痔及び肛門科デビューにはじまる年になったのでした。
そう。すなわち「The Debutです」ではなく「痔デビューDeath」といった心地でこの記事を書いています。駄洒落か! というか、駄洒落にでもしなければやってられません。なお、この場合の「The」の発音は[ðə]となるので、こじつけた上での駄洒落なのですが。
この後、肛門科(専門の医院があった)へ赴き、診察の後に薬を処方してもらいました。
医学的に言うと「血栓性外痔核」であり、いわゆるところの「イボ痔」なのだそうです。
この辺りを面白おかしく脚色して書こうかと考えたのですが……。
あまり細かく書くとnoteさんに「よろしくない」と判断されかねないため割愛します。
現在治療中です。
我慢できないほどではありませんが痛いですし、薬を塗るときはなぜか情けいない思いが心に去来します。
その所為でしょうか。
追い討ちをかけるようにストレスに弱い胃腸が悲鳴を上げ、今度は内科のお世話になり十二指腸潰瘍の薬を処方されました。
こちらはほどなく強烈な痛みは引きましたが、昨年から数えて三度目の胃腸潰瘍アラートでした。
人間不調の原因がわかると妙に落ち着くもので、こうなってみて「年始頃は出力系がバグっていたのだなぁ」と気づくわけです。
妙にそわそわして落ち着きがなかったのは、実際に落ち着いていなかったわけです(お尻が)。
これを記事にしてしまおうと思ったのが肛門科の待合室にいるときで、過去の自分なら想像もできないようなネタの出し方でした。あんまり自分のことを書くのが好きじゃないのです。
ですが、Twitterなどにうっかり書いてしまったり実際誰かと話すときにこぼしてしまったりする怖れがあったので、これはもうネタにして記事にしまおうと考えました。
前向きなのか後ろ向きなのか自分でも判然としない心持ちです。
明確に前向きな心持ちとしては、今回から無料公開の記事でも価格を設けることにしました。
この記事に関しては、一定期間が過ぎたら有料ラインを設けようと考えています。忘れる可能性の方が高いですが……。
むき出しの本音を書きますと、予想だにしない出費(医療費)で懐が寒くてたまらないので誰か治療費の援助をしてください……!
そんなこんなで2022年が明けたのでありました。
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