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これはなに? 古賀コン5に応募した『雨上がりの青は日々是好日(未完)』の完成原稿です。…
即興創作のアプローチに一時間以内に書き切る〝ワンライ〟と呼ばれるものがある。私達が私立…
これはなに? なにを書いても言い訳がましくなる。 古賀コン4に応募した『ラブレターの…
「青葉」 放課後。中庭で寝転がっていると、いつの間にか詩乃がかたわらに立っていた。縁に…
和泉香菜に日曜日はあって無いようなものだった。勤め人ではないので定休日が存在しないこと…
インターホンが鳴った瞬間、楊春水は脳裏にひらめくものがあった。予感。読みさしの本に栞を…
「昔、すごく良い文章を書く人がいたんです」 春水朔夜のことを話すとき、私はいつもこう始める。上手いではなく良い。すなわち私の主観に寄った見解を口にする。客観的な評価から外したところに置いているのを自覚しながら、過去形にした彼女へと思いを馳せる。 初めて顔を合わせたのは、大学二年のときにやったコンパニオンガールのバイトだった。まだ暑い九月のなかば、私達は揃ってチャイナドレスを身にまとい、東京ビッグサイトの西ホールで愛嬌を振りまいていた。もっとも、愛嬌があったのは春水だけ