【トリマー教材】バリカンについて
◾️注意点
・3~6mmは、筋に入って怪我をさせる為、注意します。
・シニアの丸刈りは、イボがある為危ないことを飼い主様に伝えます。(10mmにするなど提案)
・アタッチメントで時間がかかっているのは、アタッチメント後のシザー で切り過ぎているから。出てきた毛だけを切るようにします。
・アタッチメントの長さを初めて試す場合、電源を入れずにアタッチメントから毛がどれぐらい出てきているか確認します。
■アタッチメントバリカンの掛け方
・バリカンをかける前に、コームで逆立てます。
・並で剃った後に、逆で揃えるイメージです。
・肩まで当てて、真っ直ぐ下へ流します。
肩より下をバリカン押し付けるとへこむ為、注意です。
・腹、横腹をかける際、持ち方を変えて、奥まで刈る様にします。(バンザイなど)
・前胸のつむじも、並剃り&逆剃りでかれば自然な仕上がりになります。
・後脚の膝までバリカンをかける事は、完成形のイメージが頭にないとできない。どこで浮かせるのか、どこに毛を残すのか
・横腹に並々ができていたが、色々な方向からバリカンがかける事で綺麗な面になります。
・前脚など嫌な部位があったら、皮膚に当てずに浮かせて、ゆっくりかけると良いです。
・前脚のバリカンは、脇を閉めて、犬の体に上げた足を寄せると安定します。
・足の甲、関節部は基本バリカンをかけません。
暴れる、老犬、毛玉ができる子などは、かけて良いです。
(足の甲かけない、ふわっと可愛い)
(足の甲かける、スッキリ)
■アフロのバリカン
・アフロの境目は、首回りに沿って横にかけます。アフロと首の境目ラインができます。
1、おでこから後頭部まで、頭頂ラインを並逆でかけます。
2、頭頂部をスタートとして、360度かます。(耳もかける)
3、あとは、ハサミで整えます。首とアフロの境目をしっかりカットします。
⚠︎バリカンは、完成形をイメージできていないとバリカンは使えないです。しっかりイメージする事です。
■直毛の子(マルチーズなど)
プードルと違って、おでこから後頭部にまっすぐ入れると入り過ぎてしまう為、頭頂部をスタートとして毛並みに沿って刈ることです。
■ポンポン
⚠︎尻尾が長い場合は、バリカンをかけると棒状になってしまう為、ポンポンはできません。
1、アタッチメント32mm全体を刈る
2、先端を1mm残しでカット
3、尾周り360°カット
4、ハサミで揃える
■利点
・いつ、誰がやっても同じ長さの仕上がりが可能
並だけだと寝た毛が刈れない為、
逆で逆立てて同じ長さに刈れます。