マガジンのカバー画像

初心者がFXトレーダーになるために…

34
必要なことをまとめました。
運営しているクリエイター

#バックテスト

ダメEAの特徴と優秀なEAの特長をその設計手法から紐解く

■ ダメなEAの特徴 ・メインロジックに思いつきの適当な売買ルールを採用  → 為替相場において、人間が思いつくようなエントリー/イグジットポイントで、永く生き残るような単一のストラテジーは存在し得ない ・それを負けトレードに絞って多重にフィルタリング  → 負けトレードを削除すればするほどエントリーポイントが激減し、未来に通用しない高勝率のEAが出来上がる ・それでもフィルタリングで取り除けない負けトレードは、バックテストをしないことでクリア  → バックテスト

EAのバージョンアップ?? それまでの相場に対する優位性を放棄することに等しい

投資用自動売買ソフト(EA)のバージョンアップや、そのパラメータを変更する行為は、 そのEAが、それまでにバックテストで最適化し、証明してきた相場に対する優位性を否定することに等しい。 本来EAのコンセプトとは、 直近の相場に合わせてパラメータを変えるようなものではなく、 いくつもの大相場凪相場を含んだ超長期でのチューニングによりその優位性を確認し、 未来の相場でも通用するものでなければならない。   EAユーザーは特にそのことを忘れてはならない ■ そのEAに

確率的優位性を持つEAとは...

確率的優位性を持つEA(=ExpertAdvisors)とは、いったいどのようなものなのか? またそれはどのようにして得られるのか? その答えは、過去4本値データを用いて行うテスト(=バックテスト)にある。 確率的優位性を持つEAの開発は、非常に地道な作業である。 優位性があると思われるアイデアをプログラミングしたEAに、様々なパラメータを与えバックテストを行う。 その結果に、統計的分析と客観的判断を加え、優位性が発見されるまでそれを繰り返す。 ( 分析項目 )

Strategy Tester Report (=バックテスト結果) と フォワード運用成績 が大きく異なるEAの特徴

自動売買ソフト(ExpertAdvisors:略してEA)は星の数ほど存在するが、 永く使えるEAは数えるほどしかない。 さらにこれに出逢うには、相当高度な選択基準を獲得する必要がある。 良いEAに出逢うために最低限必要なものは2つ。 1) Strategy Tester Report(バックテスト結果) が公開されていること。 2) フォワード成績(myfxbook等) が公開されていること。 次に、この2つが公開されているEAについて、本記事タイトルで

高勝率EAの抱える ”隠された” 大きなリスク

■ はじめに勝率90%! 確かに勝ってはいるけれど、1回で10倍の負け、そしてその連鎖... まさにこんなEAが普及することにより失墜してきた業界の信用、FX暗黒の歴史... ■ 目的そのEAは、テスト期間で見せている部分が ”たまたま” 90%なのであって、それが未来永劫続くはずがない また、回数が少ないと非常に稀なこともよく起こるが、十分な試行回数を重ねていくと、本来内包する理論値に収束していく これらを理解されたい ■ 内容●  PFが1を超えていることを前