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初心者がFXトレーダーになるために…

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2019年9月の記事一覧

平均回帰

一般的に、完成された心理学の分野において、 「前向きな行動に報酬を与えることは効果を上げるが、失敗を罰することは、その後の効果を上げることにはつながらない」 ことが、さまざまな実験から証明され、広く知られている。 ノーベル経済学賞を受賞した ダニエル・カーネマンは、1960年代、イスラエル空軍の飛行教官たちに、行動修正理論と、飛行訓練への応用を講義するという仕事の中で、前記が十分に納得がいくように説明をしていた。 ところが、受講生である飛行教官は、その理論が正しくない

為替市場はランダムウォーク!?

為替相場はほぼランダムウォーク!相場の値動きは、どの時点においても長期的にも短期的にも上昇と下降の可能性がほぼ同じであり、 独立した事象であるから、過去のトレンドやデータによって将来の値動きを予測することは不可能である  … とするのが ランダム・ウォーク理論 です。 数学的に厳密な?しかし、これはあくまでも数学的に厳密なランダム・ウォークであることが前提で、 相場には少なからず上昇と下降の可能性がその逆に対して、 明らかに確率的優位性が高いポイント(あるいは時間)

FXが博打だという人は多いようですが...

それは誤解です。 それは日本が投資後進国であり、投資が当てモン(博打)になってしまっている国民が多いことを意味するのかもしれません。 上がるか下がるかの当てモン=博打という考え方を改めれば良いのです。 結果だけを見ればこの通りですが、方法論はどうでしょう。 FX本で勉強しても、大多数は勝てません。 FX本で勝てるなら、みんな勝っていることでしょう。 FX本のベストセラー? うーーーーーーん。。。 勝てる系の売れてる本になればなるほど、買いたくなくなるのは私だけ

ギャンブラーとプロトレーダーの違い

FXはギャンブルなのか?答えは、白黒はっきりするものではなく、 トレードの " 根拠 " の多寡により、ギャンブルの要素が増減するという説明が妥当かと思われます。 例えば、 サイコロを振って、Sell or Buy を決定するトレーダー 過去チャート 10 年分を多角的に研究し、そのチャートパターンから、統計学的に Sell or Buy を決定するトレーダー 両者が同じ程度のギャンブルをしているとは思えません。 しかし、私は今でもよく投資を聞きかじったぐらいの人

勝ち続けられる株やFXのトレーダーは極めて少ない... その理由とは

〜 確率的優位性を確認する 〜 その売買ルールに実は確率的優位性がなかった。 ルール自体に確率的優位性がなければ話になりません。これは非常に重要なことです。 続けることで徐々に資産を減らしていくものになんの価値もありません。 逆に言い換えれば、少し乱暴な言い方になりますが、確率的優位性さえあれば資産は時間の経過とともに殖えていくことになります。 具体的には、損益比が1対1の売買ルールであれば、勝率が50%を超えている事が必須となります。ちなみに損益比が1対2の場合は

相場で勝ち残る売買シグナルとは…

思惑で取引してはならない。相場は初心者の根拠なきエントリーを完膚なきまでに叩きのめす。(ジョージ・ソロス) 相場は定刻に発表となる経済指標だけではなく、 突発の要人発言、重要なチャートポイントやフォーメーション等のテクニカル要因でも大きく動きます。 さらには地政学的リスクに伴う変動もあり、ポジションを持ったプロディーラー達は片時もチャートから目を離すことは出来ません。 相場で勝ち残ることができる売買シグナルは、こういった変動要因を利用し行われるものでなければなりません

トレードに影響を及ぼす 4つの心理的バイアス

トレーダーはマーケットにおいて自分以外のトレーダーに勝利するだけではなく、自身にも常に勝利し続けなければなりません。 トレーダーの最大の敵は実は自分自身なのです。(元来人間は感情に左右されるもの) トレーダーの多くは、完全に感情を排除するのが理想だと考えていますが、大きなリスクを許容することにより自動売買等システムにトレードを任せる以外、残念ながらそれは殆ど不可能なことです。 トレーダーとして勝ち続ける(=生き残る)ためには、感情をコントロールする術を学ぶ必要があります

システムトレードに必要な たった3つの売買ルール

システムトレードの売買ルールには、 エントリールールに加えて、イグジットと資金管理のルールが必要です。 --- エントリールール策定には、 一般的にはテクニカル指標の組み合わせで発見したものに対して、 相場に対する優位性、確度を検証していくわけですが、 イグジットルールがなければ、成績評価にはなりません。 --- 巷に溢れかえっているシステムトレード、売買ルールは、 エントリールールに比べて、イグジットのルールが曖昧なものが大半を占めています。 例えば、 エン

トレーダー(相場師)として一貫した成功を収めるために...

一貫した成功為替相場の参加者は大きく2通りに分かれる。 一方は、 為替差益(=キャピタルゲイン)を狙い短期間に売買を繰り返す者、 もう一方は、 長期間投資することにより金利差による利益(=インカムゲイン)を狙う者である。 これらはよく『投機』と『投資』という短い言葉で使い分け、表現される。 これらが全くの別モノという前提で、よくいわれるのがリスク管理の違いである。 投機行動(トレード)はルールで、(スワップ)投資はレバレッジでリスク管理するというのが一般的、公知

相場で利益を出し続けられる人とは...

投資で勝ち続けるプロトレーダーは、 ・チャンスが来たときには躊躇なく勝負でき ・何もないときには静かに待てる ・ポジションを持ったときには適切なところまで利益を伸ばし ・何があっても動じない心の強さを持つ人である トレーダーの唯一の仕事は、チャンスを待つことです。 短期的な好成績から自身の力量を見誤り、 自称プロと名乗るトレーダーが数多く存在しますが、 本物のプロフェッショナルは、 なかなか表舞台に登場することはありません。 目標達成のための一貫した戦略と守るべ

人間は 「損をするように出来ている」 らしい...

少しずつ積み上げてきた利益を、たった1回のトレードに失敗して全部すってしまった。 ⇒ 多くの投機家が頭を悩ませるところです。 『利小損大』 (利食いが小さく、損切りが大きい事を言う) 投資家心理そのものですね。 ノーベル経済学賞を受賞したダニエルカーネマン(Daniel Kahneman)は、人間は「損をするように出来ている」と主張しています。 このことは以下のような簡単な質問を多くの被験者に施すことにより実証されています。 ===================

わずか2年... にもかかわらず、相場で結果を残しているトレーダーは極少数

個人投資家の99%は負けて投資の世界から去っています。 FXは90%の投資家が負けていて、10%の投資家しか勝てていないということをよく耳にします。 ですが、 10%の中にはプロの投資家、投資会社も含まれています。 とすると、正確には個人投資家は99%以上が損をしていると私は思います。 1年や2年は勝っている個人投資家はいるかもしれませんが、最終的には負けています。 FXをハイリスクハイリターンでされる方が多いため、ちょっとしたミスでも大きく損をしてしまいます。

トレーダー/EAあるある 「経験の乏しい人ほど...」

武勇伝を自慢… 投資経験の乏しい人ほど雄弁、武勇伝を自慢しがちです。 それはなぜか? 答えは簡単で、  素人ほど相場の怖さを知らないからです。 相場での立ち回りを自慢できるのは、まだ経験が少ない証拠で、  単に未だ負けていないだけ。 ^_^; つまり言い換えれば、これから負ける人なので、 それを羨ましがったり、その言動に振り回されてはいけません。 相場は数学的に厳密なものではないにしろ、長期的に見ればランダム・ウォークに近いものです。 経験を積めば積むほど、

FX(為替)投資で失敗しないためのチェックリスト13項目... 【重要】【必読】

1. FXに関する最低限の知識はあるか? ■ 最低限の知識って...? まず、外国為替証拠金取引 という長ったらしい名前が FXの正式名称 となります。 FXとは、スポット取引(直物取引)をベースにした差金決済取引であること、 そして、意外に短いその歴史や、法規制の強化や緩和などとあわせて、 詳しくはこちらをご覧ください。 → エフマナ/外国為替証拠金取引 ■ 取引する相手は“世界” 外国為替市場はグローバルマーケットであり、 市場規模の大きさから株式の取引で