見出し画像

スキゾイドかもしれない話

「スキゾイド」って知っていますか?
正式名称「スキゾイド(シゾイド)パーソナリティ障害」と呼ばれるパーソナリティ障害の一種ですが、障害というより人格傾向程度の場合もあります。

スキゾイド概説

MSDマニュアルでは以下のように解説されています。

リンク先の内容を見ると何かとコミュニケーションに難を抱えている印象を受けますが、筆者の場合はあくまで「スキゾイド的傾向がある」程度で
特に生きていく上で不自由を感じたりはしていません。

7項目のうち4つ以上該当するとスキゾイドかもしれないという指標で該当する項目にチェックをつけると以下のようになりました。

  1. 家族も含め、親密な関係を求めたり、楽しんだりすることがない。

  2. 一人で活動することを強く好む。✔︎(時と場合によるけど割とそう)

  3. 他者との性的活動に対する興味がほとんどなく、あるとしてもごくわずかである。✔︎

  4. 楽しみを得る活動がほとんどない。

  5. 場合によっては第1度近親者がいること以外に、親しい友人や相談相手がいない。

  6. 他者からの賞賛や批判に対して無関心であるようにみえる。✔︎

  7. 感情的に冷めていて、無関心であり、出来事への反応や人付き合いにおいて感情を表さない。✔︎(オタクの割に冷めているので周囲の反応についていけない時が多い・自分としては楽しんでいるけど楽しくなさそうとよく言われる)

やっぱり自分としては特に困ったことはないですね。
楽しんでいるのに「つまらないのかと思った」と言われるときは「申し訳ねぇ」という気持ちにはなります。

昔からこんな感じだったのか?

あくまで筆者の場合ですが特にそんなことはありません。
むしろ幼少期は感受性が豊かすぎてすぐ感涙するような子供でした。
それが小学生の途中ごろからだんだんと「つまらなそう」と言われるようなことが増えたり、成人してしばらく経った頃には完全に一人をエンジョイする人間になっていました。

HSPから分岐した存在?

近年「HSP」という言葉はよく耳にするのではないでしょうか?
筆者が最初に知ったのは2017年ごろです。
パニック障害を発症するような本来想像力が豊かすぎる人間なので、当初HSPとやらに該当するのでは?と思って簡易診断などいくつかやってみましたがどうもしっくり来ません。
それからしばらくして以下の記事を発見しました。

読後の感想が「これだ!」です、答えがありました。
すべてに該当するわけではありませんが、HSP診断でしっくりこなかったことの正体がこちらの記事にすべて書かれていましたしとても納得したのです。

バーナム効果と言われたらそれまでだけど

スキゾイドもHSPもその定義に懐疑的な意見もあります。
また、やや陰謀論的ですが「HSPはビジネス」のように考える人もいます。
というのも星座や血液型の性格診断と同様に「多くの人に当てはまることを羅列して」〇〇座は神経質!〇〇型は大雑把!という思い込みに誘導しているのでは?と考える人もいるからです。
こういった物をバーナム効果と呼びます。

ただ、それで生きづらさを感じていたり、自分はおかしいのだろうか?と疑問を持つ人が納得できたり、該当するという自覚を持つことで少しでも対策を講じたりしながら生活がしやすくなるならいいのではないでしょうか?
というのも星座・血液型性格診断のような「レッテル貼り」的な側面が強いものと違って、差別的な現象は起きにくいと考えているからです。
もちろん「私はHSPだから優しく扱って!」「スキゾイドだから構わないで!」と逆ギレのような態度をとってしまったら該当しない人たちへの逆差別や優遇を強要することにつながりかねないのですれはダメです。
合理的配慮と優遇しろは全くの別物ですからね。

今回はスキゾイドって概念が少しでも認知されたらいいな…と思いつつ書いた記事でした。
今後結婚感をはじめとした人付き合いの考え方などの記事を書く予定ですが、この前提を踏まえて読んでいただくとちょっとは納得できるかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?