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中之条ビエンナーレ2021を終えて【感謝】

11/14に中之条ビエンナーレが閉幕しました。
見に来て頂いた皆さん、本当にありがとうございました!
今の自分の全てを注ぎ込んだ様な展示だったので、沢山の方に見てもらえて嬉しかったです。

何度か会場に足を運ぶことができたのですが、来た皆さんが「あ、トリックスターあった」とか「トリックスター今年はここか」などと言っているのを聞くと、中之条の皆さんがすっかり彼らの名前を「トリックスター」と覚えてくれていたことが、なんだかとても嬉しかったです。(それをニコニコ眺めている怪しい髭面の男が作者だと気付く人は少なかったですが)

8月に展示を終えた時には、どうにか開くのだろうと楽天的に考えていたのですが、あれよあれよという間に緊急事態になってしまい、「もしかしたら開かないのでは?」と思う様になり、不安な日々が始まりました。
その後、オンラインで出来る事はなんだろう、とSNS(主にTwitter)を使ってなにか出来ることがあるのでは?と試行錯誤していたのですが、オンライン出来ること、を考えれば考えるほど、オンラインでは出来ないことが浮かび上がり、「展覧会」という当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなかったんだな、と強く思わされる日々でした。
スタッフの皆さんのおかげで、作品のオンライン映像がアップされ、とうとう中之条ビエンナーレがオープンして、お客さんが中之条町を歩いている、トリックスターを見てくれている「当たり前じゃない風景」を見れた時は、本当に嬉しかったです。


その後は、補充してもすぐに空になってしまうトリックスター百鬼夜校ガチャガチャの補充の為に嬉しい悲鳴を上げながらトリックスターを作り続けたり、途中で2回Twitterでバズったり、パタパタと倒れるトリックスター達を起こしに行ったり、群馬と茨城を何度も行ったり来たりを繰り返す日々でした。


そして、閉幕。
始まってしまえばあっという間。
でも、展示を終えたあの日から考えると、なんだかすごく遠くに来たような気持ちになって、寂しいけど、少しホッとしている自分もいました。
やっとトリックスター百鬼夜校の次へ進めるんだ、と。
それくらい、自分の中でこの数ヶ月は「中之条」が自分を包んでいたんだな、と思います。

トリックスター百鬼夜校を見るお客さんの楽しそうな顔を見ながら、次に作りたいものがドンドン湧いてきて、とにかく早く作りたい、と思っています。

中之条まで足を運んでくれた皆さん、中之条ビエンナーレを開催する為にご尽力頂いたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

オンライン展示は会期が終わってもご覧になれます。
トリックスター百鬼夜校、是非ご覧下さい。

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