Easy Stop My Pulse(世界一簡単な脈止術)
※アイキャッチは本投稿の内容と一切関わりがありません。
※当内容はレクチャーノート "Φ" に収録されているのと同じものです。
出来るようになること:
道具を一切持たずに1つのルーティンが行えるようになります。
催眠誘導に使うトリックとしてこの現象を利用することができます。
現象:
自分の脈が止まる。
相手に自分の脈を測ってもらいますが、途中で脈が取れなくなります。
※演出についてはLuke JermayのAndruzzi(Skullduggeryに収録)を参考にして下さい(このルーティンの第1フェーズを確実にやるために考案されたと言っても過言ではありません)。
特徴:
基本的な現象を起こすのに、特殊な道具や暗示のスキルは全く必要ありません。
Wayne Houchin氏のControl、及びその改案(?)よりも、クリーンに見せられます。カバーする動作が必要なく、どの角度から見られても問題ありません。
クリーンに見せれる代わりに、Controlとその派生で使われている脈拍のコントロール方法が使えません。解決方法についても触れますが、慣れと訓練が必要となります。
出典:
類似の現象は多くありますが、原理的に同一のものは現時点ではまだ見つかっておりません。ただ…あまりにも簡単なため既に発表されている可能性は十分にあります。
強いて言うのであれば、Luke JermayのSkullduggeryに出てくるFor Andruzzi を見た時に思いつきました。
当時の専攻で診断学の基礎知識があったことも大いに影響しています。
注意事項:
医療従事者で脈を取り慣れている方が相手には使えません。
ある日本人が発表したControlの改案(?)では「看護師の方に確認〜」的な文章が含まれていましたが、ある物を確認したに過ぎず、そちらも診断学の初歩的な知識がある医療従事者にはそもそも通用しません。
解説:
必要なもの:観客(協力者)と手
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