今だけの季節
能登の小さな魚屋さんから、鮮魚を購入しています。二月は「鱈」です。
前日の水揚げが翌朝には届きます。
♂雄の白子も魅力ですが、今回は♀雌で、大きなタラコが入っていました。
東京で売っているのは、ほとんどが「助惣鱈(スケトウダラ)」で、タラコももっと小ぶりですが、能登で揚がるのは「真鱈(マダラ)」と言う種類。タラコは黒い皮に包まれており、サイズはこれで18センチくらいです。両手で持っても、どっしり重いです。
そもそも今回の鱈は全体一本の重さは3.8キロで値段は3800円です。
・まずアラは鍋で、胃袋から肝まで、文句なしに美味しいです。
・身は癖のない綺麗な白身ですので、洋風の料理に合う気がします。
・そして、大きな黒い真子は、皮を破ってタラコを絞ります。
中型のボールに絞ったタラコをしっかり塩漬けにします。
・しばらく置いて味見をしてから、100グラムの小袋に分けて10袋冷凍。
(毎年、この時期に仕込んだタラコで一年暮らします)
そしてこの時期に作りたいのが、鱈の刺身の子漬け(付け?)です。
これは、日本酒好きには泣ける一皿かと思います。
今回はこれを具にして、太巻き寿司を作ってみましたが、しばらく目をつぶってしまいたくなるような、おいしさ。鮮度がモノを言う、この時期だけの料理です。
え!!サポート! まさか、ソコまでは考えておりません、誰かの目にとまり、楽しんでいただければとってもHAPPYです。