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次世代型スマートストア「トライアルGO」に込められた期待

先の記事でトライアル・福岡県宮若市・九州大学による共同プロジェクト「リモートワークタウン ムスブ宮若」について紹介したが、2022年4月20日、その実証実験の場ともいえる次世代型スマートストア「トライアルGO脇田店 in みやわかの郷」がオープンした。トライアルの最先端技術が結集した店舗は、これまでとどのような違いがあるのかを解説していく。

<ここでしか体験できない、リテールDXの最前線>
トライアルが従来展開しているスマートストアでは、決済機能を搭載したカート”スマートショッピングカート”の導入や店内へのAIカメラ設置、デジタルサイネージの活用といったところが主な特徴だ。
新しいフォーマットを作っていく中で、少子高齢化や出店までにかかる時間が課題となっていた。そこで、省人化と出店まで時間のかからない位置づけとなる「トライアルGO」を開設した。

具体的には以下のようなテクノロジーが取り入れられている。
 
<日本初:AIを活用した「24時間顔認証決済」>
「24時間顔認証決済」はトライアルとして、また日本国内としても初の無人で酒購入ができるサービスの導入となる技術だ※。お客様自身で決済が可能なセルフレジに顔認証システムを搭載することで、酒類購入時などの年齢確認が不要となる。
開店当初は、まずはトライアル従業員と宮若市の関係者のみ使用可能とし実験を重ね、一定の実績が確認できたところでお取引先様や宮若市職員の方々などを含め様々な対象者でテストを実施していった。結果的に、総勢約250名が利用の上問題なく運用ができることが立証され、2022年10月には福岡県内の「TRIAL GO 曰佐店」にて一般向けの利用も始まっている。

顔認証決済端末

「TRIAL GO 曰佐店」では顔登録カメラを2台、顔認証カメラは8台導入し、18歳以上であれば店頭での登録後は誰でも利用可能だ。実際の利用者からは「商品の購入時における時間短縮ができた」「夜間の買い物時の利便性が良い」といった点を支持いただいており、改めて年齢確認というステップにまつわるお客様のニーズを知ることもできた。現在は400名の方にご利用いただいている。

※2022年4月「トライアルGO脇田店 in みやわかの郷」オープン時点/自社調べ

現在の顔認証決済の取り組みはこちらから

<無人店舗実現に向け、省人化・ローコストオペレーションを追及>

トライアルGO脇田店ではセルフレジだけでなく、トライアルのアイコン的存在である「スマートショッピングカート」も導入されている。その内の一部は決済機能に加え、商品のスキャン忘れをお知らせできる次世代モデルだ。軽さや画面の見やすさなど、使いやすさにもこだわっている。「顔認証決済」と「スマートショッピングカート」を併用することで、店舗運営に必要な人員の効率化を進めることに繋げている。
トライアルGOをきっかけに小売店舗の効率化が飛躍的に進化していくことをより図られることを願っている。

現在下記の店舗が福岡県内でオープンしている。

・トライアルGO脇田店inみやわかの郷(顔認証決済実験中、スマートショッピングカート導入)
・トライアルGO今泉2丁目店(顔認証決済導入)
・トライアルGO日佐店(顔認証決済導入)
・トライアルGO藤崎駅前店
・トライアルGO下曽根駅前店 
・トライアルGO戸畑小芝店
・トライアルGO原田1丁目店
・トライアルGO大野城店
・トライアルGO春日桜ヶ丘店
・トライアルGO大野城まどかぴあ店
・トライアルGO和白店
・トライアルGO春日公園店
・トライアルGO稲築店