夏至の日に我思ふ

来ましたね。

夏が。

そして来ましたよ。

ぎっくり腰が。

身体の不調には昔から精神的に弱い私。

いつも悪い方にばかり想像してしまって

恐怖心が破裂しそうなくらいパンパンにふくらんでしまう。

誰かに助けてもらいたくて

自分を信じられなくて

右往左往してしまっていた。

でも合気道をはじめて１年半くらいの間に

私の身体と心に明らかな変化がみられるようになってきた。

だからか今回のこのぎっくり腰もきっと何かのお知らせで。

これは身体の使い方を改められるチャンスかも～と

前向きに思えている自分がいる。

痛みがあるがゆえに、いつもだとわかりにくい仙腸関節の場所が感じやすかったり

重心が前のめりになっていないかしらと自分の身体をスキャンしながら歩いたり

胸と腰を上下にひきあうことで腹部前面が伸びて胃腸がころころとなる感覚を楽しんだりして

自分の身体の声に耳をかたむけることが

なんだかめちゃくちゃ面白い。

合気道の先生いわく

足裏の重心がいつも小指寄りなところを

中指を超えて親指寄りに移動していくと

今まで使われていなかった足の内側で大地をとらえられることで下半身がぐっと安定し

それによってはじめて上半身が安心して力がぬけることができて

余分な力やこわばりがとれるから

必須ですよ！

と仰っていた。

まだまだ自分の身体を乗りこなすには

年月がかかりそうだけど。

でもこうして自分の身体とつながれることが

嬉しい。

自分の身体を信じようと思えることって

なんて幸せなんだろう。

閉ざしていた心と身体が、

開こうとしているのがわかる。

繋がっていなかったものが、

繋がっていく。

忘れていた感覚を、

取り戻す。

日々、私を取り巻く世界がくるくると変化しているように

私の中にも次から次へと変化が起こっていく。

その変化を恐れるのではなく、

ワクワクしながら

変わっていく自分が

今、ここにいる。

とかいってまたぎっくり腰になってたりして！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２１・０６・２５