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スポーツで地域を盛り上げるために【カマタマーレ讃岐との共同イベント】

みなさんこんにちは!
なえどこのしおりんです!

現在なえどこでは、香川大学の学生チャレンジプロジェクトの取材を行っています。
第9弾の今回は、「カマタマーレ讃岐との共同イベント」のメンバーの方に取材させていただきました。

取材担当は、しおりんといくみんです。4年生の岡田さん、3年生の浮田さんにお話をお伺いしました。

浮田さんを見たことあると思った方、正解です!
浮田さんことうっきーは「カマタマーレ讃岐との共同イベント」の現リーダーであり、なえどこの元副リーダーなんです!「カマタマーレ讃岐との共同イベント」でのうっきーはどんな感じなのか楽しみです(笑)

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「カマタマーレ讃岐との共同イベント」って?

「カマタマーレ讃岐との共同イベント」のプロジェクト紹介をする前に、「カマタマーレ讃岐」について説明します。
香川県出身の方やサッカー好きの方はご存じかと思いますが、カマタマーレ讃岐とは高松市、丸亀市を中心に香川県全県をホームタウンとし、日本プロサッカーリーグに加盟しているサッカークラブのことです。「カマタマーレ讃岐との共同イベント」では、「スポーツで地域を活性化したい」という思いから、カマタマーレ讃岐と共同し、サッカーの試合が行われる際にイベントを行っています。メンバーは4年生3人、3年生3人、1年生4人の計10人で活動しています。インタビューでは具体的なイベント内容、活動を行っている理由や「カマタマーレ讃岐との共同イベント」に対する思いなどをお聞きしました。


活動内容


―「カマタマーレ讃岐との共同イベント」では具体的にどのような活動を行っているのですか?
岡田さん)毎年11月ごろに「かまたまつり・高松市ホームタウンデー」というものを開催しておりまして、昨年であれば1000名以上のお客様を対象として、大規模なイベントの企画・運営を行っています。イベント時には、私たち香川大学経済学部生だけでなく、香川県内の企業である大川バスさん、DELcafeさん、高校生、香川県庁、高松市役所の方と共同させていただいています。また、大川バスさんとは、香川大学経済学部生がツアーガイドを担当したバスツアーの実施を、DELcafeさんとは無料試食会ブースを一緒にさせていただいています。昨年は香川県産品コンクールでオリーブ特別賞を受賞したオリーブ豚100%ハンバーグの和風あんかけを試食会に提供いただきました。

―具体的な企画内容を教えてください。
岡田さん)昨年は6つの企画を行いました。1つ目は「カマタマブルー手袋大作戦」です。これはハーフタイムに行う会場一体型のイベントの1つで、水色の手袋を使用して行います。水色はカマタマーレ讃岐のチームカラーです。一昨年までは会場をカマタマブルーに染めたいという思いから、水色のジェット風船を使用していました。しかし、昨年は飛沫感染の恐れがあったため、何か代替できるものはないかということでカマタマブルーの手袋を使用しました。コロナ禍における規制もあり、できることが限られていたのですが、その中でできる動きを組み合わせて、お客様に向かってパフォーマンスをしてハーフタイムに試合を盛り上げ、スタジアムをカマタマブルーに染めることができました。その他にもオリジナルトレーディングカード作り体験、カマタマクイズラリー、観戦記念に写真撮影を楽しむBOXオブジェの設置、大川バスさんと共同の親子無料観戦体験バスツアー、選手が試合を行うピッチ内でサッカーボールを使用したピッチ内イベントなどを行いました。カマタマクイズラリーは感染防止に配慮した新たなイベントで、その他のイベントも毎年話し合ってどのようなものにするかを決めています。

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―企画はどのようにして考えているのですか?
岡田さん)例年は対面にて学生会議というものを行っていました。しかし、昨年は感染防止の観点から週に1回ZOOMを使用して行っています。そこで、6月ごろから企画の案をどんどん出し合って共有し合うという形で行っていました。昨年はコロナ禍でもできることは何か、ジェット風船に代わるものは何かということを特に話し合いました。

―なるほど、毎年様々な観点から企画を考えられているんですね!!


加入理由


―「カマタマーレ讃岐との共同イベント」に加入した理由を教えてください。
岡田さん)私は小学生のころから野球をしていて、中学生のころから現在までソフトボールをやっています。その中で、スポーツで地域を活性化するという「カマタマーレ讃岐との共同イベント」のプロジェクトに大変興味が湧き、このプロジェクトであれば、今まで私がスポーツをやってきた経験を活かして貢献できると思ったので加入しました。

浮田さん)私はもともとスポーツが好きで、中学・高校ではソフトテニスをしていました。大学でもスポーツをやりたいなと思っていたのですが、他県から通学しているため帰りが遅くなってしまう部活やサークルはできませんでした。それでもスポーツに携わりたいなと思っていたところ、「カマタマーレ讃岐との共同イベント」というプロジェクトがあることを知り、加入しました。

―2人とも、サッカー以外のスポーツをやられていたとのことですが、サッカーに対しては元々興味があったのですか?
岡田さん)スポーツの中だと特に野球が好きなのですが、野球という分野にこだわっていたわけではなく、スポーツという大きいくくりと地域活性化に大変興味があり、この2つができるプロジェクトに興味が湧いたという次第です。


浮田さん)私はスポーツ全般やることも見ることも好きで、サッカーも地元のチームを小さいころからよく見ていました。そこで、香川県のカマタマーレ讃岐も見ていて楽しいんじゃないかと思いました。

―スポーツや地域活性化に興味がある方が多く加入していると思うのですが、逆にスポーツが全然できない人も加入することはできますか?
岡田さん)私の同級生にはこれまでスポーツに関わってこなかったという人もいます。サッカーの知識を必要とすることもあるので、その場合はサッカー経験者にお願いすることはありますが、スポーツをやっていないからといって入れないということは全くないです。

―スポーツで地域を活性化したいという思いが大切なんですね。


「カマタマーレ讃岐との共同イベント」の魅力


―プロジェクトの魅力を教えてください。
岡田さん)プロジェクトの魅力は2つあります。1つは大学生だけで行うのではなく、多くの社会人の方と関わる機会があることです。イベント前に県や市、カマタマーレ讃岐の方々と関係者会議を開いて一緒に作り上げていきます。この経験は今後社会人になる上でとても大事なことだと思います。もう1つはイベント当日に感じる達成感です。イベントまではとても忙しいのですが、当日、来てくださった子供や保護者の方に「楽しかった」「毎年楽しみにしています」などといった言葉をいただけると、頑張って準備してきてよかったと思うと同時に、長年続けることの大切さを感じます。

浮田さん)1年生から参加できる場所があるということです。年度初めにあるプロジェクトの申請会でも発表する場が設けられていたりと、ちゃんと1年生の時から実践的に指導していただけて、成長できる場があり、魅力を感じました。

―具体的に成長できたポイントなどありますか?
浮田さん)私は人前で話すことがすごく苦手だったんです。1年生の時から社会人の方の前でお話しさせていただく機会があったのですが、その時は頭が真っ白になって、言葉も出なくて…という感じでした。でも、今は緊張はしますが人前でしっかりと話すことができるようになりました。

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印象に残っていること


―「カマタマーレ讃岐との共同イベント」の活動の中で一番印象に残っていることは何ですか?
岡田さん)大きなくくりになるのですが、1つのイベントを作り上げるということです。企画段階から多くの準備があって段取りをして細かい時間などを設定して…といったようにイベントを作ることがこんなに大変なことなのだと感じました。大変というのはネガティブな意味ではなく、こんなに大変でたくさんの仕事を、みんなで1つになってやり遂げたということが一番印象に残っています。あとは昨年の企画ですね。昨年は例年と違い、新型コロナウイルスの影響を加味して企画を考えなければいけなかったのですが、制限がありながらもできる企画を作り出していくのがとても大変でした。それも印象に残っています。

浮田さん)私も毎回、準備をする時間がすごく楽しくて印象に残っています。先輩方が主に準備してくださるので私たちは手伝うことぐらいしかできないんですが、それでもやりがいがあり、大きいイベントに携われていることを実感していました。

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広報活動

―毎年のイベントの宣伝はどのようにされていますか?
岡田さん)イベントの一週間前からカマタマーレ讃岐のFacebookにて宣伝しています。1日につき1つずつ企画をPRさせていただいています。また、例年であればメディア会議というものを行うのですが、昨年は新型コロナウイルスの影響でできなかったため、テレビせとうちの方に取材に来ていただいて、コロナ対策の取り組みを中心に夕方のTV番組でPRしていただきました。その他には自分たちでデザインを考えたイベントのチラシを香川県内のすべての小学校に配布しています。

―メディア会議とはどんなものなのですか?
浮田さん)カマタマーレ讃岐の広報の方や新聞社の方、様々なテレビ局の方などが来られて、カメラも入るような会議のことです。会議や準備作業の場面を撮ってくださるのはもちろん、その他にも1つ1つのブースの説明を取材してくださったりして、すごく楽しかったという印象があります。

ーカメラが入るような会議をしているのはすごいですね!!

―プロジェクト自体のSNSをやられていないとのことですが、普段の広報活動や新入生の勧誘などはどのようにされているのですか?
岡田さん)普段の試合情報などの広報活動は、カマタマーレ讃岐が主に行っています。勧誘としては、経済学部のプロジェクト説明会を聞いて興味を持ってもらったり、アドバイザー教員の宮脇先生に講義の際にイベントの告知をしていただき、興味のある方は研究室に来ていただいたりという形にしています。また、「カマタマーレ讃岐との共同イベント」では外部の社会人だけではなく、県内の高校生とも一緒に行っているため、活動に興味をもった高校生が香川大学の経済学部に入り、プロジェクトに加入するということもあります。

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今後について


―今年は3年生の浮田さんたちが中心となって企画・運営をしているところだと思うのですが、中心となってみて大変なことややりがいを感じることなどありますか?
浮田さん)正直、リーダーに任命されてはいますがまだまだ岡田さんに頼り切っているところもあって…。大変さをあまり実感できていないのですが、岡田さんを始めとした上の世代の方がリーダーとしても、人としても社会人並みにすごくて本当に尊敬しています。プレッシャーはありますが、責任感を持ってリーダーらしくなれるように頑張ろうという決意はしています。

―素晴らしい!ぜひとも頑張ってください!

―少人数で活動されているようですが、それぞれの責任や負担は大きいですか?
岡田さん)1年生のうちからイベントのブースリーダーを務める機会もあり、高校生や大学生のボランティアスタッフを引っ張っていくことになるので、負担と捉えるか責任と捉えるかは人それぞれだと思いますが、良い体験はできると思います。


最後に


―記事を見ていただいた方にメッセージをお願いします。
岡田さん)「カマタマーレ讃岐との共同イベント」はイベントサークルではなくて、1つのイベントを作り上げていくプロジェクトなので、大変なことも多いですが、仲間との達成感や社会人に必要とされる社会人基礎力を身につけることができるプロジェクトだと思っています。スポーツ・サッカー・地域活性化に興味のある方はもちろん、少しでも関わってみたい、やってみたいと感じた方にも入っていただきたいなと思います。

浮田さん)イベントに参加してくださる方向けに、コロナ対策やイベントの事前準備を重ねて企画・運営をしています。この記事を読んでいただけたら、より一層イベントも楽しめるんじゃないかなと思うので、ぜひイベントにお越しください。これを通して、カマタマーレ讃岐にも「カマタマーレ讃岐との共同イベント」にも興味を持っていただけたら嬉しいです。

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―ありがとうございました。


まとめ


他のプロジェクトのように1年間で様々なイベントなどの取り組みを行うのではなく、1つのイベントを作り上げている「カマタマーレ讃岐との共同イベント」。1年に1回しかないイベントだからこそ、そのイベントに対する熱い思いを感じることができました。

インタビューでは触れていませんが、実は私といくみんは昨年ボランティアスタッフとしてイベントに参加していました。当日は大変でしたが、とても楽しくてやりがいがありました。来てくださっていた方はみなさん、カマタマーレ讃岐の試合だけでなくイベント自体を楽しんでいる様子がひしひしと伝わってきました!
今回のインタビューで、「カマタマーレ讃岐との共同イベント」のメンバーの皆さんが、イベントまでたくさん会議を重ね、事前準備をしてくださっていたおかげだったのだと知ることができました。

この記事を読んで少しでも「カマタマーレ讃岐との共同イベント」やカマタマーレ讃岐に興味を持ってくださった方は、是非イベントに足を運んでみてください!
楽しめること間違いなしですよ!!

改めまして、取材を受けていただきありがとうございました。
これからのご活躍も期待しています。


――――
今回でプロジェクト取材はいったん終了となります!
皆さんいかがだったでしょうか?
同じ学生チャレンジプロジェクトと言えど、知らないことが多かったので、私たちなえどこ自身もとても楽しんでインタビューすることができました!

この他にもまだまだプロジェクトがたくさんあります!
またいつかの機会に取材できたらいいなと思います。

皆さんありがとうございました!!

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