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CL京都8-1-0top32構築:新型マシュマロれんげき解説

 こんにちは、マシュマロです。
 今回は私マシュマロが先日開催されたCL京都に参加し、8-1-0のtop32でCL福岡の優先参加権とPJCS2022の優先参加権を獲得したれんげきウーラオスVmaxデッキについてサクッと解説します。

1.当日のマッチング

R1.はくばバトレックスVmax ○
R2.はくばスイクン ○
R3.ミュウVmax ×
R4.ピカゼクコケコ ○
R5.スイクンインテレオン ○
R6.はくばスイクン ○
R7.ヤミラミV+インテレオン ○
R8.ムゲンダイナブラッキー ○
R9.ゲンガーVmax+ガラルファイヤーV ○
最終成績→8-1-0 23位
 ミュウとのマッチを1回に抑え、勝てるマッチはすべて落とさずに済んだことがこの結果に繋がったので、実力で勝てたとは言い難いところはありますが、ミュウに対しても明確な勝ち筋を持たせたデッキにしているので練度の低いミュウであれば勝つことが期待できた点からも、このデッキ選択は正解だったと考えています。CL横浜、JCSに続いて3大会連続のオポ落ちで正直悲しいですが、まだトーナメントに残るべきプレイヤーではないと言われているような気がするので大事な大会で勝てるプレイヤーになれるように引き続き精進していきたいです。

2.CL京都の環境考察

まずは個人的に予想したTier表からです。
使用者数の多さで見た表にしています。

Tier1
・ミュウVmax
・ゲンガーVmax
Tier2
・はくばバトレックスVmax
・三神系統(ザシアンV、ガラルファイヤーV等)
・ムゲンダイナVmax
Tier3
・スイクンV
・カラマネロ(れんげき)
・れんげきウーラオスVmax
・こくばバトレックスVmax
Tier外の見かけそうなデッキ
・ニンフィアVmax系
・レックウザVmax
・リーフィアVmax
・インテレオンVmax(れんげき)

→やはり誰がみても強力なデッキタイプであるミュウVmaxと、そこに弱点をつくことができるゲンガーVmaxをTier1と想定しました。Tier1に比べて多少人数が少ないものの、個人的に上位に勝ち上がってくると考えた三神系統やはくば、ムゲンダイナをTier2に、Tier3には前環境でも強かったデッキが並ぶという予想を立てました。


3.デッキ選択理由

 今回の目標がtop32に入賞してJCSの権利を獲得することだったので最低でも7-2しなくてはいけませんでした。直前で次回の福岡大会の優先権がtop64までに付与されるということになったのですが、人数的にもどのみち7-2しなくてはいけないことに変わりはなかったのでとりあえず7-2ができそうなデッキを探すことにしました。完走を目指すのであればととりあえずムサシとコジロウで強めの手札干渉をするタイプのミュウVmaxを練習しましたが、いまいち肌に合わない上に対悪系に対して勝てる自信がなかったこと、さらに文句なしのTier1なので全員が対策してくるためこちらの練度が低いと勝ち上がることが他のデッキを使った時よりも難しいことがデメリットだと感じ、他のデッキを選択しようと考えました。
 そこで目をつけたのがれんげきウーラオスでした。自分はこのデッキを長い期間使っていて対ミュウ以外のマッチではほぼ負けることはないという自信があったので、残りの期間でミュウに抗う方法を探すことにしました。そして前日に現実味のある勝ちプランを思いついたためれんげきウーラオスで大会に挑むことになりました。正直ミュウが大量にいると予測された中でこれを選ぶのはかなり勇気がいる決断でしたが、確率的には2回ほど当たる計算だったので他全部拾えばとりあえず7-2はできるだろうと考えられたのも今回ウーラオスを使う決め手になったと思います。

4.デッキレシピと採用カード解説

 以下にデッキレシピを示し、各種採用カードについても軽く解説していこうと思います。以下の画像がデッキレシピです。

画像1

 次に各種採用カードの解説をします。

ポケモン

・れんげきウーラオスライン 3-3
→ミュウに勝つためのカードを積むために進化前を1枚減らしました。プレイの難易度は上がりましたがここしか削る場所がなかったので仕方がありません。できるなら4-3採用が丸いでしょう。

・インテレオンライン (3+1)-4-4
→ミュウに勝つためのカードを手札に集めるためにうらこうさくインテレオンをわざわざ採用しました。他の対面でも事故回避をしてくれたりと使い道は多かったなと感じました。

・チャーレムV 1枚
→JCSのときに入れ忘れたカード。ヨガループが弱いわけありません。今大会では3回ヨガループを打てたので仕事はしてくれたと思います。

・ガラルサンダーV 1枚
→ミュウに勝つためのカードでもあり、そもそも汎用性の高いカード。特殊エネルギーが流行っている環境でのらいめいげりは強く、悪も多かったことから大活躍の1枚でした。

・ナゲツケサル 1枚
→ミュウに勝つときに絶対必要になるためもう一枚採用することも考えましたが、過剰であると判断して1枚に据え置きました。後述するミュウへの勝ちプランを作る際に重要な役割を果たすカードです。

・デデンネGX 1枚
→事故回避や終盤のパーツ集めなどに使うみんな知ってる強いカードです。

エネルギー

・れんげきエネルギー 4枚
→説明不要だと思います。

・基本闘エネルギー 4枚
→メッソンでどんどん呼ぶときやキバナを有効活用するために多めの4枚になっています。

トレーナーズ

・ポケモンサーチ系のカード
(レベルボール、しんかのおこう、ポケモン通信、クイックボール) 3+3+2+2
→ここの枚数はかなり研究を重ねてたどり着いた枚数です。安定に寄せるならポケモン通信をもう1枚採用すると安定感のあるリストに仕上がると思います。

・リセットスタンプ 2枚
→大型大会で初めて2枚目を採用したカードです。対ミュウVmaxに抗うプランを通すためのカードとして採用しています。必ず1度はそのプランを通さないと目がなくなるので2枚から減らせないカードです。

・ふつうのつりざお
・エネルギー転送
・あなぬけのヒモ
・回収ネット
・くろおび
・ふうせん それぞれ1枚
→ジメレオンのうらこうさくで簡単にサーチすることができるため、状況に応じて使い分けることができます。回収ネットだけ2枚目を考えましたが、減らせるカードが無いためそれぞれ1枚ずつカードを採用しています。

・博士の研究 4枚
→対戦数が多いということでこのカードの枚数は減らす理由がないと思います。

・ボスの指令 2枚
→対ミュウVmaxへ抗うプランを通すときに必要になってくるカードなのでサイド落ちケアで2枚目を採用しました。

・マリィ
・エリカのおもてなし
・キバナ それぞれ1枚
→ジメレオンからサーチができるためこの枚数です。エリカの2枚目が欲しいなと思ったシーンが少しだけあったのでまた検討してみたい枠でもあります。

・みずのとう 1枚
→れんげきポケモンを自由自在に動かすためのスタジアムです。1番宣言する技はひゃくれつラッシュなので枚数がなくても良いと判断してこの枚数です。

・頂への雪道 2枚
→対ミュウVmaxへ抗うプランを通すためのパーツなのでこちらも複数枚採用しました。抗うプランについては後述します。スタジアムの枚数を増やしているので混沌のうねりなどスタジアムの貼り替えにも多少強いです。

5.対ミュウへの勝ちプラン

 結論から話すと、ミュウに勝つ方法(勝つ可能性をあげる方法)は、
"ゲノセクトVをボスの指令で呼び出して頂への雪道とリセットスタンプを合わせて使う"
というものです。正直かなり単純だと思うので気がついてる人は気が付いていたと思います。ただこの戦術は意外と強力で、2〜3ターンは止まることが多いです。ミュウ側にクロススイッチャーがあると負けが近いですが、相手の残りサイド2から上述のコンボを決めつつナゲツケサルの技でベンチを攻撃すればピオニー→クロススイッチャー以外で負ける可能性はほぼなく、ポケモンいれかえやあなぬけのひもを素引きしつつボスの指令も引いてこなければならないのでかなり現実味のあるプランだと考えました。リソースがうまく残せていると、ゲノセクトを逃してナゲツケサルを倒してきたあとにもう一度コンボをきめてゲノセクトを縛ることで、相手がドローゴーをしているうちに急いでダメカンを蓄積させ、6枚一気に取り切るという勝ち方ができます。大事なのは6枚一気に取り切ることです。ちまちま倒すとベンチスペースが空いてマーシャドーで解決される場合があり危険です。このプランでも勝率が5割には届きませんが、様々なプランを試した上で13戦戦うときに1番現実味のあるプランはこれだと判断して今回持ち込むことを決めました。ファイヤー型なども試しましたがうねりの扇が流行っている中でウーラオスが動かせるエネルギーがほぼれんげきエネルギー4枚のみになってしまうことや、それに伴う安定感の低下が僕には合わなかったので、ミュウ以外のデッキなどにも安定感のある試合運びで勝ちたい方はこのウーラオスがオススメです。

6.おわりに

 今回もCL横浜、JCSに続いて3回連続のオポ落ちとなってしまいました。8-1と成績だけ見ると悪くはないとは思うもののそこに至るまでのマッチングなども運が良く、決して実力で勝てた大会とは言い難いものになってしまったこと、使用デッキのレシピを直前に決めたことから練度の低いまま持ち込んでしまい対策していたはずのミュウに負けたことなど、反省点が多い大会になったと思います。今回の成績でCL福岡とJCSの優先権を獲得することができましたが、目標はWCSの権利を獲得することなので、直近の福岡大会では今度こそオポ落ちではなくトーナメントに進めるように精進していきたいです。今回の記事は文量を短めにしてしまったので書ききれていないことがあるかもしれません。もし気になる点や質問がございましたら、Twitter@trevenant_marshまでDMを頂けると嬉しいです!可能な限り答えるつもりなのでお気軽にどうぞ!投げ銭ボタンを置いておきましたのでもし記事が良かったと思った方はご支援いただけると嬉しいです。頂いたお金はCL遠征の際に美味しいご飯を食べるために使わせていただきます。ここまで読んでいただきありがとうございました!それでは

追記:対はくばバドレックスでのプレイング

まずは、大まかに意識すること
・はくばバドレックスVmaxをなるべくサイドプランに組み込む(3- の形をとる)
・キョダイレンゲキを無闇に切らない
・サイドを無理に取らない
・ダイランスを打たせる立ち回りをする

細かい立ち回りについて①
〜しっぷうづきプランを覚える〜
このマッチはミュウにタフネスマントが貼られるようなマッチアップであるため、キョダイレンゲキが必然的にしにくいとされている。そしてはくばバドレックスVmaxのダイランスでれんげきウーラオスVが倒されるためなるべくVmaxしてしっぷうづきを連打していくというのがこのマッチの正攻法である。この時に、倒したいポケモンのHPからしっぷうづきの150で何回か引いていき、その余りがクイックシューターやヨガループすべきダメージ量になる。(例:はくばバドレックスVmaxなら320-(150×2)なので20、スイクンVなら210-150で60というような感じである)つまりこのマッチでは最低でも3回はしっぷうづきをする必要があり、なおかつなるべくクイックシューターインテレオンも多めに立てる必要がある。

細かい立ち回りについて②
〜クイックシューターを効率よく使おう〜
このマッチではクイックシューターのインテレオンをどう使うかで勝率が変わってきそうだということがこのマッチを研究する上でわかってきた。おそらく勝てないと言っている人ははくばバドレックスVmaxにクイックシューターをして2ターンで150+170のプランを取る人が多いと予想する。しかしこれは大きな間違いで、しっぷうづき2回で300ダメージ受けたはくばバドレックスはこちらにとってはもう脅威にはならず、むしろクイックシューターでいつでもサイド3枚が確約されているのでおいしい的なのである。むしろ無闇に3枚急にサイドを取ってしまう方がリセットスタンプからの逆転を許しかねないのでやってはいけないプレイングなのである。
もう一つ、別でやってはいけないプレイングにミュウにそのターン使える全てのクイックシューターを集めてしまうことがある。3回一気に使ってミュウを倒せるなら別だが2体とかの場合に40ミュウに置くという人もかなり見受けられた。このマッチに於いてクイックシューターを打つ対象として優先度が高いのはスイクンVであり、スイクンはミュウと違って回収ネットで返らないことも一つ理由として大きなものがある。とにかく無闇にサイドを取るのではなく、取れる時に一気に取ったり、盤面や山札がしっかり出来てからサイドを取ることでこの対面はおそらく負けないはずだと個人的には考えている。

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