つむじ風
つむじ風を見た。
仕事帰りに車を走らせていると、道端の空き地?に竜巻のような砂煙が…!
え?え?
何が起こっているのかわからない。
いやまぁこれが「つむじ風」と呼ばれている現象なのだろうとは思うものの。
今まで何百回…どころじゃないか。間違いなく千回以上は通っている道である。でもこんなのは一回も見たことがなかった。こんな立派なつむじ風、私の人生で考えても初めてだったのだ。
だからか妙に現実感が無かった。
車を運転しながらだからちゃんと見てはいない。通り過ぎる間の一瞬、二瞬しか見ていない。少なくとも私の身長よりは高く砂煙が上がっていて。まさに独楽のような動きで、ぐるぐる回転しながら微妙に移動していた。ような気がする。
一瞬、空き地の地面にスプリンクラーみたいなのが埋めてあって、そこから風が出てぐるぐるしているとか、と考えた。いやでも移動してるし。何のために埋めているというのだ。これが正常性バイアスなのだろうか。
でもそのくらい、現実味のない出来事で。人工的に作ってるんじゃ?ってくらいの不自然さだった。
つむじ風ってあんな感じなのか。
帰宅後つむじ風について少し調べてみた。
「できやすい条件」はある程度わかっているものの。竜巻みたいに目に見えて「できそう」なのが事前にわかるものではないらしい。長くて数分で無くなるらしいので、私が見られたのは本当に条件が重なったんだなぁと思う。
とにかく貴重な体験だった。
漫画とかアニメとかで風と共に登場したり消えたりするシーンがあるけれども。あの規模の風と一緒にならインパクトあるなぁなんてどうでもいいことを思ったのだった。
ではまた明日。