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8/23らへんの週報#もう夏はだいじょうぶです

おはようございます。今週の盛岡、すっごく暑かった。夏の暑さは苦手です。じゅうぶん夏はたのしませていただきましたので、そろそろ夏さま、ご撤退くださいませ・・・とおもわずにはいられない毎日でした。私ごとながら、夏を終わらせにかかるため、この週報を書きます。

1、今週たべたおいしいもの

・カラコマさん(紺屋町)の桃の冷製パスタ。バジルと桃と黒胡椒の組み合わせってどうしてこんなに素敵なの。麺はおそうめんみたいな感じで、ほんのりピンクのクリーム。すっごいフェミニンなたべものだった。

・くだものをおなかいっぱいたべました、って絵本の結びみたいなものを味わった。くだものって幸せのかたまり。

・皮ごと、茶色いひげごと蒸したとうもろこしをいただいた。ちょっとしんじられないくらい、甘かった。

・直利庵(中ノ橋)の舞茸そば(冷)。90歳をこえているとは思えないほどうつくしくて背筋がしゃんとした女将さんが好きすぎて、たべる前からもう美味しい。ぼーん、と時報が鳴る古時計も、釜爺が使っているみたいなやかんも、暖簾越しにちらりと見えるはたらく手も、地酒をのみながらお蕎麦をすするおじさまたちも、もうすべてがたまらなく好きなお店でした。

やっぱり私の一週間は、たべものの話をしないではいられないみたいです。

2、本屋さんになるの巻

私はいろんな古書店をまわって絵本をあつめるのが趣味で、だれかの絵本にまつわる物語をきく時間もとても好き。

だからじぶんの好きな絵本だけに囲まれたお店をもてたら幸せだろうなぁと夢見たこともあったけど、どうやら私には商才や営業スキルというものがまるでない。どうやらじゃないな、これは前から薄々気づいていたことですが。

それでありがたいことに、友人が経営する本屋さんのお手伝いをするというかたちで、夢を実現させてもらうことになりました。自分のお店を開いたらこういう格好で働きたいな、と思い浮かべていたような麻のエプロンを無印良品で買い、イイダ傘店さんのとうもろこしのブローチもつけた。はい、モノから入るタイプです。

私が主に手伝わせてもらったのは、本棚に本を並べる作業と児童書・絵本棚をつくること。

お店に9時間くらい居た日があって、でもそのうち3~4時間は人生のこれまでとこれからについて話したり泣いたりもした。あとは愛の不時着という韓国ドラマの沼にはまって3ループ目に突入しているという話(これは友人)、某男性アイドルグループがいかに沼かという話(これは私)。

いよいよ夜も更けてきてところで、いざ本を並べはじめたら、ランナーズハイというのかしら、もの凄いスピードでそこに置くべき本がわかってくる。すいすい進む。楽しくてたまらない。大人になってから新たな特技を見つられることってなかなか無いから、自分がストレスなく出来ることで喜んでもらえるのはすごく嬉しい体験だった。

むわんと熱い夕暮れ時にコインランドリーでお店のソファカバーを洗濯しに行ったり、木伏緑地(きっぷしと読みます、アイヌ語らしい)でジンギスカンをたべたあと、コンビニでアイスを買ったり。『なつやすみ』を味わえたのがたのしくて、何よりお姉ちゃんができたみたいで嬉しかった。


この夏は、それはもうジェットコースターみたいな夏だった。ちょっとスローダウンして、観覧車くらいの秋にしたいな。

実家の前にわさわさ生えていたスペアミントをつれてきて、乾かしてみた。こういうおばあちゃんみたいなことをしている時間がいちばん幸せで、満ちたります。ゆっくりが、じぶんにはしっくりくる。


ところで週報って、はじめとおわりの日にち、どっちを書くべきなんだろう?どっちでもいいよ、こずちゃんの好きなほうで、って笑うあのひとが浮かびました。

残暑が厳しそうなので、みなさまご自愛ください。それではまた来週。

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