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気づき

分かってたふりしてなんも分かってない。全てのことを。君は他人に対してマウント取って満足するようなやつだと思っていたが、違ったみたい。ただ仲良くしたくて相手のことが知りたくてお話したいだけだった。シンプルな真実なのは受け入れられないがそれが真実なんだ。仕事では、知っていると思っていたことがまるで違かった。あの書類は提出しなくても良いやつだった。後輩には提出するよう教えた。まだ彼には言っていない。自分が間違っていたことが受け入れられなくて後輩に対しその間違いを認められなくて。あいつが常に明るいのは性格のせいではなかった。つらそうな顔している俺に対してバランスをとるためだった。あいつは俺の知らない誰かにつらそうな顔を見せている。
俺という存在が紛れもなくあると思っていたが違った。誰かと誰かの知らない行動が俺を支えていた。あの鉄とあのプラスチックが俺を作っていた。分かってたふりしてなんも分かってない。あれもこれも。

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